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毛
子供の頃、毛虫が死ぬほど嫌いだった。
今でいうナメクジと同じくらい嫌いだった。
小学生の頃は登下校の道でもコンクリート塀をよく這っていて気持ち悪かったし、学校の校庭でも見かけてとにかく嫌だった。
低学年の頃に滑り台の三角形の屋根の内側(踊り場から見上げた部分)に数十匹くらいの茶色い毛虫がウジャウジャしているのを見たことがトラウマになっている。
マジで恐怖生物だった。
だが最近は全然見かけない。
家の周りにもしょっちゅう居たが、今は全く見ない。
どういうことなんだろうな。
いや居なくて良いんだが。
いつの間にか、消えている。
そういうものばっかりだ。
毛虫は成長すれば蝶や蛾になるからまだ良いが、ナメクジはキモいのが更にキモくなるからどうしようもない。
嫌なものばかり増殖する。




