心配事
[相変わらず過激な奴だなァ、、]
と金琴が愚痴る
[ニコちゃんは気にしなくて良いからな
後数日で落ち着くだろうし]
[うん。分かった。]とりあえずの返事をしたニコは
金琴が居なくなった後、1人になった
どうしたものかと悩んでいると
マシューが玄関の方に行ってしまったので
ニコが追いかけると
扉が開いていた。
慌てて公園に走る
子供達はニコを見ると驚いて駆け寄ってきた
[心配だった、、どこ行ってたの!]
ニコは元先のことを話した
心配だから出るなと言われたこと。
[心配性なんだー!?]とヒガンが驚く
でも今までこんなことはなかった為
精神暴走が関わってるかもしれない
[女優と同じ例だろうなとりあえずバレ
ない所に行くか]
[だから私のアパートにいるんですね、、
わかりました、、。]
ライムギの部屋だ
関わりがあることは知られていて
としても彼の部屋は知らないだろうと
ナナシが提案した
[じゃあ私が呼ばれたのは?]
とアザミアが言う
[お前が精神暴走手前だったのと一緒であの教師も同じだろうと思ってるからな、
俺は。で、どうだったあん時は]
[歯止めが効かなくなる感じがしたかも。こんなことしたくないのに気づいたらしているみたいな、、]アザミアは
ふわふわとしはっきりしない説明をする
それを聞いたニコが話す
[おじさんも、そんな感じなのかな]
[じゃあさアザミアさんがこの中の誰かの
親になりきって
挨拶に行くとか、話してくれるんじゃないかな? ]
とヒガンが提案すると
[いいかもな
おおごとを起こしたくねぇんだろうからな。]
とナナシが言う
[お役に立てるならそれでいいけど、、]
本人も賛成した為その方法で決まったようだ
結果スミレの親を演じてもらうことになった
ナナシ達に通話を繋いだ状態で
元先達の家につきインターホンを押した
[突然すみませんいつもニコちゃんに
お世話になってるスミレの母です。]
玄関の開く音がする
[あぁ、、どうも。どうしましたか?]
元先が玄関から出てきた。
[ニコちゃんが迷子になっていたので、、
連れてきたんです]
[ありがとうございます。
ニコちゃんどこ行ってたの?]
[スミレさんのところ行こうとして迷っちゃって]
ニコがそう返す
[そうなんだ。じゃあ公園でもうちょっと
遊んでてスミレさんのお母さんと話してくるから]
公園に行き皆で通話を聞く
[スミレのそばにニコちゃんが
そばに居てくれてありがたいです]
[こちらこそ。助かってます。]
ここまでは順調で普通の世間話が続いていたが
急に空気が変わる
[、、、で、、何で通話繋いでるんですか]
元先に通話が気づかれていたようだ
[?何をおっしゃっているのかよく、、、]
[お前だろ、、何がしたいんだ。]
[ナナシ。]