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  作者: 檻原笑美
教え編
8/19

監禁

[普通にお前らが

家に行きゃいいじゃねぇか、、、]

とナナシが呆れた様子で言う

スミレがそれに反応する

[家に電話したらいつも

ニコが出るんだけ数日出てきてくれなくって

今日も出てくれなかったから心配で、、]

ヒガンもそれに続けて話す

[僕は家にも行ったんだけどインターホン鳴らしたら誰も出てくれなくて]






一方ニコの家では



[何で出ちゃ駄目なの?]

ニコは不思議そうに言った

[ニコちゃん、昨日

不審者に絡まれてただろ

だからしばらくここに居た方が安全だよ]

と元先が言う。

不審者に見に覚えのないニコは

それに反論するように話す

[友達と遊んでただけで変な人には

会ってないよ。]

元先がそれに被せるように喋る

[ナナシって人ナイフを持ってたの知ってた?

みんなのこと狙ってんだよ。]

[ナナシさんはそんなことしないよ。]

とニコが返し続けて喋る

[ナナシさんお口悪いけど、

別に酷い人じゃないよ!お話聞いてくれるし

頼んだら何でも解決してくれる]

元先の声が低くなる怒っているようだ

[それが怪しいんだよ

タダで頼み解決してくるのも

普通、利益がないからおかしな話だ]

ニコは臆せず話し続ける

[でも、助けたいと思ってくれてるから]

元先は酷く辛い顔して

[そんな都合のいいことないよ]

[信じないなら、ここに居てくれ

もしもがあった時怖いんだ。

あの男が君に飽きたらまた外で遊ぼう]

元先の声が震えていた



一方公園では

[で、元先って奴が怪しいんだろ?]

[そんなことするわけない。

詳しくは言えないけど姉さんの担任だし

それ以外はあんまりわからないけど

兄さんはきっと何か知ってると思うけど]

とライトが擁護するように言う

[でも、元先さんがいるならさ普通インターホン

出るよね?]とヒガンが不思議そうに言う

[出かけた可能性もあるけど、、]とスミレが話す

ナナシ[そいつのことを調べとくから

また明日来い。]と子供達に今日は帰るように促す

子供達が帰った後ナナシだけが公園に残る

[聞いてんだろ。毒親先生?]

元先が現れる

ナナシが笑いながら彼に言う

[子供は自由にさせとけよ?

死ぬ前に楽しい思いした方がいいだろ?]

汚い笑みを浮かべるナナシを見た元先は

[お前、、やっぱり黒か?]

ナナシがそれ聞いて汚い笑みを強める

[お前だって分かるだろ?子供達が

大人になる前死ぬなんて間近で見ただろうに。]

[それに

子供でも殺す価値のある奴はお前も殺しただろ]

[そんなことはしていない。]

元先が声を低くして言う

そんな事をあったことを知らない子供達は

翌日ナナシのところへ集まる

ナナシが調べたことを話す

[学校の教師で

評判はあまり良くなかったみたいだ]

[かなり厳しい奴だったそうだ]

話を聞いているとライトが口を開く

[兄さん連れてきたから]

ライトが兄を連れてきたらしい

ナナシがそれに対してこたえる

[ならそっちに言ってもらった方がいいな]

目の隠れたガタイの良い人がライト

の兄さんだろうか

[兄のスカーっす

ライトがお世話になってるのは感謝してる]

スカーはナナシを見て言う

[でも、あのせんこーが

意味なくニコを傷つけるわけないと思うんだ俺は。]

[姉さんだってあの人の生徒だった。俺達が学校にいた時、悪い評判なんてなかったよ。]

と悔しそうに言い

[あの事故だって先生が悪いわけじゃない。]


[事故、、、?]とスミレが聞く

そしてスカーが返す

[俺達の姉さんは確かに事故で亡くなったんだ。]

[修学旅行中にせんこーのクラスで事故があった

生徒で生き残った人は1人だけ]

[姉さんがが仲良かったクラスメイトだった。]

[当時恨んだ、何で姉さんが死なないといけねぇんだって、、でも先生とクラスメイト

の顔を見て何も言えなくなった、、、

多分2人はすごく辛かったんだ。結局そのクラスメイトも命を断った]スカーは歯を食いしばり

自分腕を掴みながら

[だから、怖いんだ

引き取ったニコがもしも

死んじまうんじゃねぇかって思ってんだ]


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