失踪
公園でいつものように集まると
元先が現れる
ニコに優しく声をかける
[ニコちゃんどこ行ってたの?]
スミレがニコに話す
[あの人は?]
ニコがそれにこたえる
[家族の親戚のおじさん!
いまはおじさんと住んでるの!]
元先が子供達に話しかける
[お友達かな?ニコちゃんと仲良くしてくれて
ありがとう]と真顔で言う。
表情作るのが下手な人のようだ
スミレ ヒガンが頷く
[ニコはちょっと純粋すぎるから
友達がいると助かるよ]
[んじゃ帰ろっか。君たちも遅くなる
前に帰ろうね?]子供達に早く帰るよう促し
ニコと元先は帰って行った
その翌日
メガネ男の子
[ニコちゃんがいない?]この子もニコの友達だろう
スミレがそれに答えた
[ライトも会ってないみたいだけど、、うん。今日はナナシさんところにも来てないらしいの]
ヒガンも続けて話す
[そうなんだよーどうしたんだろうなー?
あのおっさん不審者だったりしないかな?]
元先が何かしたのかと疑うヒガンに
[そりゃないよ!だって元先さんだろ?]
ライトがそれを否定する。知り合いなのだろうか?
スミレが聞く
[知り合い?]
ライトが言う
[だって兄さんと姉さんの学校の先生だったし姉さん至っては担任だったらしいし。]
[で、俺を頼りに来たんかよ、、、]
ナナシが笑いながら言う。