理由
スミレは何であの人に憧れていたのか考えた
今ニコにくしを投げつけた人は
憧れていた人だったのか
スミレは昔を思い出した
街で悪い人に連れてかれそうになった時
ピンクの髪人が見えたとても綺麗だった。
その人が私を助けてくれた。
それが私の憧れの人だった。
その人が不安になっている私に言ってくれた
[[泣かないで、、笑おう
大切な人も悲しませちゃう]]
笑おうって言いながら無理に笑う貴方が
貴方も怖かったはずなのに、、、
[[悪い人も貴方を悲しませる為にやったわけじゃないのよ あの人お金欲しさだったみたい家族の為だって、でも酷いね 家族がきっと悲しんじゃう]]
私が怖かった人にでさえ優しさを見出す人だった
きっと今も 私も
ニコもアザミアさんもサラダさんもお兄さんも
悲しいのかな
だからきっとこうなったのかな
スミレはニコを庇った
[[駄目!!]]
瞼に痛みを感じる
でも言わなくちゃ、、
[泣いているならもっとしちゃ駄目なの!]
あの人が泣いてる
目を開けなきゃ、言わなくちゃ
見なきゃいけないのに
[何が分かるの!だってこの子なんで知って何になるの?なんで知ってるの?]
[[アザミアちゃん!!]]
少し前
ヒガンがサラダのところへ行っていた
[アザミアさんが辛そうだからサラダさん
行ってあげて]
サラダが少し驚きながら言う
[会ったの?、、でも僕が言ったら余計、、]と迷ったように言う
ヒガンは叫ぶ
[貴方が言わないでよ!僕は貴方をずっと最初から見てた僕のことを最初のファンだって言ってくれた!]
気づいたら叫んでた
最初のファンだって言われて凄く嬉しくて
泣いちゃった時
[[嬉しいなぁ、笑ってくれるともっと嬉しいよ
ほら大切な人達には笑ってほしいな!]]
だからアザミアさんも大切な相方さん
の妹さんでしょ
なのにずっと
サラダがアザミアに駆け寄る
[ごめんね、、今まで寄り添えなくて!あいつがずっと笑ってて欲しかった人なのに!]
慌ててサラダはアザミアを優しく抱きしめた
[私も、、怒ってごめんなさい、、、]
暫く泣いていたがアザミアが落ち着いてくると
ニコとスミレに駆け寄った
[ごめんね、、怖かったでしょ、、!]
ニコがそれに対して
[ごめんなさい私も強引でした、、、]と言って
強引に話しかけたことを謝る
スミレは言いたかった事を言う
[私は大丈夫なの。でも大切な人悲しませちゃ駄目なの。笑ってほしいの。貴方が言ってくれたから]
アザミアがそれを聞いてずっと忘れていた
事思い出す
[あの時の、、!ごめんなさいでも、、!
ありがとう。]
俺はどこにも参加しなかったが
その後スミレはアザミアとショッピングに行った
ヒガンとサラダは語り合った
ニコはライムギとアカサとゲームで遊んだらしい。
楽しそうだなぁ?
俺の事も楽しませてくれよ、なあ?