傷跡
ナナシは助けるなら早めにと言っていたが
どうすればいいか分からずニコが聞く
[助けるってどうすれば?]
ナナシはそれに対し答える
[精神暴走が起きる奴らには共通する部分がある
そいつらは精神的な傷を負っている場合がほとんどだ。その傷を探ってその傷を克服させる。]
スミレがすかさず言う
[傷を克服して貰えば良いんですよね?]
ナナシは少し驚いた後話す
[まぁそうなるが、、止まってる世界な以上、今動けてるお前たちがなんとかする必要があるけどな]
[俺も手伝うから。]
しばらくしてナナシが子供達を呼びだした
[女優と知り合いな奴と連絡取れたから。で、そいつの関係者のの家で待ってろだってよ。]
ニコがそれを聞いて話す
[その人達ってどんな人なんですか?]
ナナシがそれに対し返す
[アカサキャスターとライムギアナウンサー。]
[どっちも女優と知り合いらしいが俺が連絡を取ったのはアカサキャスターだ。ライムギアナウンサーって奴は初対面だ。
ま、そいつの家に行けと言われたが]
スミレが少し驚く、有名な人物のようだ。
3人で家まで向かうと
割と質素なアパートについた
スミレが言う
[お金がありそうなのに、、ないの?]
[ウッ]うめき声が聞こえた
ニコも感想を言い出す
[公園にも割と近かったしここも小高い土地だね!
眺め良さそう!]
そして緑の髪の男が現れ話しだす
[そうなんです!
こちら眺めがとてもいいんですよ!]
スミレが彼を見て驚く
[ライムギアナウンサー?]
ナナシは彼を見て言う
[初めて見るがこんな奴なのか?]
ライムギが少し咳払いをし
[ナナシさんこの子達は?]
話しているとメガネの女性割って入ってくる
[ライムギいきなり出てきて子供が驚いたのでは]
そしてそれに対してライムギは頬を掻いて
[あはは、、つい。]
ナナシがメガネの女性に話しかける
[アカサキャスター今回はどうも。]
それに対しアカサが話す
[ナナシさん今回は何の要件でしょうか?こちらも忙しいので、手短に]
ナナシがそれに返す
[アザミアについてだ]
アカサがそれを聞き言う
[プライベートな事は言えませんよ?]
それに対してナナシが彼女に言う
[まぁ話は聞いてけよ。この紫の女の子
のお願いだ]
ナナシに促されたスミレが話す
[あの!アザミアさんが
なにか悩んでることとかありませんか!
最近何か暗いように感じて!]
勢いにアカサとライムが押され少し驚くと
アカサが口を開いた
[少しなら話しても良いですよ。]
ライムギもそれに同意して話し出す
[そうですね。確かに最近疲れていると
本人から聞きましたね]
アカサがそれに続ける
[前は元気だったけど、最近は愚痴を聞く事も多くなった気がします。]
ライムギがそれに加え
[仲のいいサラダさんの
関係で追い詰めているようで。]
ニコがそのサラダという名前に反応する
[サラダさんって
ヒガンって友達が好きな芸人さんだ知ってるよ!]
ナナシが時計を見て
[時間か、、、。]
ライムギはそれに答える
[あ!そうですね。サラダさんなら今日は仕事なかったはずですよ。]
そしてライムギ達と別れ公園に戻った。
ナナシと子供達はサラダという男を探す事となった
[サラダって奴がどこにいるかだな]
ニコがそれに答える
[ヒガンなら知ってると思うよ!!]
とりあえずニコがヒガンと連絡を取ることに、、、