人生なんて所詮ちっぽけな砂粒みたいなもんさ だから野の花のように生きてくだけなんだよなあ
踏みしだかれて
無視されて
どろだらけで
それでも道端の野の花は咲いている
小さな花弁が風に揺れている
けなげに
小さく咲いた
野の花のように
わたしたちの人生だって
所詮は
大宇宙の中の極少のごみにすぎないんだよなあ
波乱万丈の英雄の人生も
平穏無事の庶民人生も
まあな
終わってしまえば
色即是空
因果応報
涅槃寂静
に、すぎないんだよなあ
だから
野に咲く花のように
無名に
小さく
無事に
生きてくだけなんだよなあ
それが人生だからなあ
そうさ
それも人生だからなあ