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一巻(十五)

西征(十五)

 山道に入って一日目の夜は、国道に近いこともあり、火をつけることもなく、小雨の降る中で休んだ。

 予想していたことだが、疲労の極みにある体で山道を進むのは困難を極めた。

 とくに、気落ちしているうえに老齢であるヘイリプ[・サレ]には辛いものがあっただろう。

 晩夏[九月]でも夜は寒かったが、当初の予定通り、西征が初秋[十月]に開始され、同じ目に会っていれば、もっと辛いものになっていたにちがいない。

 道中、ヘイリプは意識を失っていることが多かったが、夢でも見ているのだろうか、大公[ムゲリ・スラザーラ]や長男アイリウンの名を何度もつぶやいていた。

 それに対して、次男のノルセンや妻のラエの名が口から出ることはなかった。

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