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詩[思索]

霧の中で

作者: 日浦海里

繋がってるようで

繋がっていない


そんな不安定なものは

繫がりというのかな

きっと大丈夫

今日もきっと


そう繰り返しても

募るのは不安だけで

安らぎは訪れない


見えない不安

言えない不安

聞けない不安


取り巻く不安は

霧のように

私の心を飲み込んで

救いの光も霧に滲んで

進むべき道も見えてこない


会えない不安

話せない不安

叶わない不安


募りゆく不安は

浮かぶ未来を

一層濃い霧で包み込んで

乱反射した光は白くて

立っていることも不安になってくる


臆病なままのわたし

前に進むことの出来ないわたし


繋がりを信じて

想いを乗せて

ただ祈り続ける


あなたの安らぎを

健やかでいてくれることを

繋がらなくてもいい

届かなくてもいい


あなたが健やかでいてくれるなら

心からの笑顔を浮かべられるなら


願うことはただそれだけ

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― 新着の感想 ―
[良い点] とても共感いたします。 距離を感じることは、不安を感じることですね。 足もとやつながりが不確かで、気持ちの行く先が見えづらくなります。 それでも相手への想いの向かう先は定まっている感じが…
[良い点]  自分以外の人の気持ちは、感じるだけでは不十分なときもあって。  見えていたはずの気持ちも、ときにはなんだかモヤモヤと、相手の心も自分の心も見えない感じになったり。  伸ばした手が相手に向…
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