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潜夢士  作者: 藤咲 乃々
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尾行

気づけば季節は夏真っ只中。

世間は夏休みというものに突入したらしい。


ゴールデンウィーク後には増加する悪夢もこの夏休みという存在が控えていることによって、6月下旬には落ち着きを取り戻すのが毎年の流れである。


7月は前半こそ学校の試験などで学生を中心に精神状態の乱れをみせるものの、下旬からは学生達が夏休みを謳歌し始めるため悪夢の数は激減するのだ。


その期間を他師団体験...もとい任務に利用した。


二条宗の監視という極秘任務は表向きは他師団体験と名付けられ、意外にも新人隊員達から好評だった。


裏の事情を知っている者達は初日こそ緊張などで複雑な表情をしていたものの、数日経ってみると順調そうな様子だった。


中邑くんと莉子ちゃんからの報告も変わったところはなかった。



他師団体験5日目を迎えようという日、2人から連絡が入った。

『対象が中区にあるビルに入りました』


「分かった。支部に戻って来て」

『はい』

電話を切ると司令官室の机の上にある写真立てを手に取った。


「やっと、あと少しのところまできたよ」

笑顔で写真に写り込んでいる人物に語りかけた。

返事が返ってくることはないが、写真のように笑ってくれている気がする。



「香織、集合だ」

ノックも無しに叶人が部屋に入って来た。

中邑くん達が叶人にも連絡したのだろう。


「中邑達が帰ってくる前に会議室で少し話すぞ」

「はーい、了解」


写真立てを机に置き、司令官室を後にした。

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