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潜夢士  作者: 藤咲 乃々
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合同出動

2週間後...

五月病になる人の影響でまだサイレンは鳴り止むことを知らない。


この2週間、叶人は真白の下で副司令官の補佐役として仕事をしてくれている。


叶人の代わりに私が第一師団長代理で仕事をしているわけだが...全く武器に触れていない。


第一師団の目という最強の監視がついていて、武器に触れようものならすぐに叶人を呼んでくるからだ。



ビービービー


アナウンスで悪夢の発生が知らされた。


「第一A班、行けるよ」

[了解した。じゃあ...]


叶人の声で私の担当している第一A班と第三A班の合同出動の指示が言い渡された。

合同での出動はよくあるが、師団長のいるA班同士の出動は珍しい。


「A班、準備でき次第出動するよー」

「「はい!」」


戦闘では何もできないが、指示を出して隊員を守ることはできる。

師団長は経験したことあるから懐かしい気分も味わえた。


目の前で戦闘が繰り広げられているのに参加できない点を除けば、有意義な2週間を送ったと言える。


転送装置へ行くと第三A班もほぼ同時に到着した。

私を見つけた麻子が手を振りながら歩いて来た。


「香織〜。一緒に出動とか久々だね」

「そうだね、しかも戦闘の方だとは...」

同じ現場への出動はここ2年間で1、2回あったか無いかくらいだ。

原因は明らかで私が危険な悪夢の方に行くからである。


「楽しみだね〜。あ、激しい運動ダメなんだっけ?」

「残念ながら、この2週間は武器も持たせてもらえなかった」


第一師団の隊員は“香織が武器を持とうとしたら全力で止めろ”と叶人から通達があったらしい。

本当に用意周到で迷惑な話だ。


「さすがきーちゃんとしか言いようないね。でも、今日からだったよね?」

「うん」

骨折してからの2週間、バランスの良い食事と睡眠、適度な運動により医者も驚くほどの治癒力を見せつけた。


そしてついに、待ちに待った脱ギプス!

腕に空気が当たるのを感じて解放感を実感している。


ギプスでの固定期間を終えたので戦闘できると思ったが、まだ重いものは持つなとドクターストップは変わらない。


今日はリハビリも兼ねて軽い剣を振るだけのサポートポジションだ。


「主体は第三でいいよね?」

「うん、お願い」

「了解〜」


合同グループを率いるのは麻子に決まり、転移装置をくぐり抜けるとすぐさま魘魔達と対峙した。



「エルちゃん、マシンガン」

麻子の手にマシンガンが現れ、躊躇することなく魘魔に向かって撃ち込んだ。


麻子が契約している魘魔はザミエル。

武器は銃。


麻子の想像力も加わりいろんな種類の銃へと変化する。


射撃ゲームを見ているみたいに一発で次々と魘魔を倒していく。

麻子の後にも他の隊員の弓や銃を使った遠距離攻撃が魘魔達を襲った。

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