作戦変更
「その3人は武器持ってる?」
夢の中では眠った時の格好がそのまま反映されるため、武器を持っていなければ丸腰の状態になる。
『ああ』
よし、それなら話が早い。
「直接3人に指示を出したい」
ちょっと待て、と言われ長い沈黙が流れる。
叶人が新人達に付いているから蘭1人に負担がかかっているはずだ。
あとでプリンを献上しなければ...
『いいぞ』
準備が整ったようなので通信機に向かって話す。
「あー、聞こえる?」
『聞こえます!』
音声に問題は無さそうだ。
「一回しか言わないからよく聞いて」
叶人と蘭への負担が最小限で、尚且つ3人へのリスクも少ない方法。
即席で考えた作戦だけど...
「3人で小隊を組み魘魔と戦闘。本体のレベルは4。周りの魘魔はレベル3ばかりだけど、本体はいつレベル5になるか分からない状況だからね」
ここで脅して慎重に動いてもらわないと、全員が生きて帰れる保証はできない。
「でも君達は合宿で成長した。3人で協力して守り合いなさい」
『『『はい!』』』
元気な返事が聞こえてくる。
センスも力もある3人。
しかし、場数を踏んでないから圧倒的に経験不足。
「叶人か蘭が助けてくれるから。無理だと思ったらすぐ逃げること。お説教は全てが終わった後」
『『『はい...』』』
説教と言った途端に分かりやすく元気が無くなる3人に笑ってしまう。
「叶人に代わって」
『...なんだ?』
すぐに叶人の声が聞こえてくる。
「作戦変更、叶人と蘭は本体優先で。他はこっちで引き受けるから3人のカバー頼んだ」
『バンバンそっちに行くけど大丈夫?』
蘭の心配するような声が聞こえるが、準備体操をして両手で頬を叩く。
「問題ない。準備できてる」
『無理すんなよ』
「2人もね」
今まで堰き止められていた魘魔がゲートから流れ出てきた。




