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潜夢士  作者: 藤咲 乃々
53/121

3人と...

◇◇◇


ビービービー


長期休みの後の時期は本当に嫌いだ。

次から次にサイレンが鳴るし、感知能力がフル稼働するから頭が痛い。


頭痛のせいで食欲はないが、薬を飲むため胃には何かを入れなくてはいけないので精神的にもキツい。


「...真白。次、私出るわ」


【中央区内にレベル4の悪夢発生。開錠地は市立病院付近】


これは確かにレベル4と感知できる。

けど、ナイトメアが関与していればレベル5に上がるため魘具を持たない隊員では手に負えない。


ナイトメアのせいで考え事が増えるばかりだ。


「香織、行くんは戦闘か?」

「うん。場所が場所だからね」


病院には入院してる人もいるから絶対に通す訳にはいかない。


戦闘は私が行くとして、問題は潜夢。

レベル4のままなら1師団で対処できるけど...レベル5になれば師団長でも隊員を庇いきれるかわからない。


ベストな編成は、戦闘が私で潜夢に師団長2人。


しかし、師団長2人を駆り出したら出動してる間に別の出動が入るかもしれない。

悩んでる時間も惜しいのに...


「悩むんやったらさっさと行き。あとは僕がどうにかしたる」

長考する私に痺れを切らした真白が言い放った。


副司令官としては初めての繁忙期のはずなのに、真白は堂々としている。


「うん、頼んだ」


[レベル4だけど行ける師団長いる?]

『如月、出れる』

『五十嵐、行けるわ』

2人がいるなら十分だ。


[叶人と蘭は潜夢の方をお願い]

『『了解』』


2人に指示を出した後、ワープ装置に勢いよく飛び込んだ。


眩しい光を抜けて目を開けると、目的地の病院前の駐車場。


魘魔が7体。

現実に出てる魘魔の数が少ないということは...


『香織、こっちに結構いるぞ』

夢の中に多いということ。


「だよね、何体か流していいよ。レベル5が出現したら外で対処する」

『分かった』

ささっと魘魔を片付けるとゲートの前に構える。


レベル4と感知したってことは本体以外はレベル3。

魘具があればすんなり倒せるレベル。



『...おい、なんでここにいる?』

『あなたまで...上官の命令無視ととっていいのね?』

通信機から聞こえてくる内容的に叶人達の他に潜夢した隊員がいるみたいだ。


「誰かいるの?」

『中邑、西宮。あと四辻愛奈』

よりによって新人。

潜夢装置はロックされてるしな...


潜夢装置は頭にバイクのヘルメットの様なものを装着して眠ると、意識が夢現者の夢と繋がるように作られている。


一度潜夢すると魘魔を倒してゲートを閉じるか、連絡して外から緊急ボタンを押してもらうしか潜夢から戻る方法はない。


しかし、今はそんなことをしている時間はない。

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