サイレン
「3かなー」
『みたいだな』
ビービービー!
八神さんが呟いた次の瞬間、サイレンが鳴り始めた。
【南区内にレベル3の悪夢発生】
[こちら八神、情報は?]
イヤホン型の通信機を耳につけ、情報班から情報を聞き出す。
八神さんが訓練場にいるため、普段は聞けないであろう指令もスピーカーから聞けている。
【夢現者13歳女性。南区内の中学校へ通っているが、先日から不登校になった模様】
[情報班は家族から情報収集を続けて]
目を瞑り考え事をしている八神さん。
[第一師団は潜夢、第四師団が戦闘]
『第一、了解』
『第四、了解』
ビービービー!
【西区内にレベル1の悪夢発生】
「叶人、この場に師団長って誰がいる?」
『俺、風真、蘭、宗』
また考え込んでいる八神さん。
「風真と蘭、2人で新人だけを連れてレベル1の方に行ける?」
『行けるよ』
『行けるわ』
[第一と第四以外の新人を半分に分けて潜夢と戦闘。レベル2に上がる可能性あるから気をつけて]
『はーい』
『了解』
[残りの師団は待機]
『『了解』』
八神さんが訓練場から出てくると五十嵐師団長が駆け寄る。
「レベル3に辻の師団だけで大丈夫なの?副師団長が怪我で離脱してたわよね?」
「大丈夫、私が行くから」
「え、香織も行くの?」
七尾師団長もやってきた。
「うん」
「香織、俺達は新人使っていいのか?」
如月師団長も制御室から降りてきた。
「いいよ。戦闘させるかは叶人と朔夜の判断に任せる」
「了解」
「朔夜、聞こえた?」
朔夜って、確か四辻愛奈の兄貴...
『聞こえた。開錠地は、』
「「『学校』」」
朔夜と呼ばれた人、如月師団長、八神さんの声が揃った。
【ゲートを確認。開錠地は中学校です】
3人の言う通り開錠地は中学校と放送が入った。
「蘭、四辻妹借りてくよ」
「どうぞー」
快く返事をする五十嵐師団長。
「じゃあ叶人、そっちは任せた」
「ああ」
八神さんは如月師団長とグータッチをすると、伸びている四辻愛奈を背負う。
「第四師団の新人隊員!いるなら着いてきて」
と数人の隊員を引き連れて行ってしまった。
「第一師団、集合しろ」
俺達も召集がかかり説明が行われた。




