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潜夢士  作者: 藤咲 乃々
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私は両親に愛された記憶がない。


双子が生まれると不吉なことが起きる前兆であり、必ずどちらかが病弱という言い伝えがある。

実際に結は身体が弱かった。


結を看るのはいつも女中だった。

両親なんて私達を見向きもしない。


その女中も両親の命令を聞くだけで、看病という作業をただこなすだけ。


そのうち愛されないのは自分達のせいだと思い込むようになり、振り向いてほしくて頑張っていた時期もあった。


伊弦やクソ眼鏡は期待されてるのに私達だけいないものとして扱われた。

今も思い出すだけで地獄のように感じる。


そんな中、私達に愛情をくれたのは伊弦や獏さん達だった。


私や結だけじゃなく、伊弦にとっても獏さんは父親のような存在。


獏さんに朔夜の彼女として認められたのは嬉しい。

けど、私なんかがこんなに幸せでもいいのか?と考えてしまう。


言ってしまえば、伊弦も私のせいで死んだようなもの。


また不吉なことを呼び寄せて、朔夜を殺してしまうんじゃないだろうか...


色々な感情が入り混じったものが目から溢れた。


嬉しいのに素直に喜べない。

この涙は他の人から見れば嬉し涙に見えているはずだから、無理やりにでもテンションを上げた。

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