打ち上げ
◇◇◇
朔夜の言った通り、あっという間に合宿最終日となった。
最終日は午前中に合宿の振り返りテストがあり、それを乗り越えると午後からは打ち上げが待っている。
平等にくじ引きで試験監督を決めた。
「早くテスト終わらないかな〜」
試験監督はなんとか免れたので、控室でみんなとウズウズしている。
「ちょっとは落ち着け」
叶人に注意されるが気にならない。
それよりも楽しみの方が勝っているのだ。
テストが終わったと同時に隊員を大広間に招集する。
[合宿お疲れ様でした!今から打ち上げ会を開始します!]
「「いえーーい!」」
合宿から解放されることからアドレナリンが出てるようでハイテンションだ。
[実はこの合宿中、皆さんに内緒で師団ごとに得点を付けてました]
実技や授業態度などからポイントをつけていたことを公表した。
[最下位のとこの師団長は罰ゲームがあって、いろいろ準備があるので最下位から発表します]
真白が最終的な順位の書いてある紙を持ってきた。
ちなみにテストの結果は含まれていない。
[最下位は...第一師団]
「「「「「「え⁉︎」」」」」」
叶人だけでなく他の幹部達も驚いている。
「第一師団って実技の成績よかったよね⁉︎」
風真が言っていることは正しい。
実技だけで見れば他の師団を抑えて、第一師団がダントツ。
群を抜いていた。
[解説は真白から]
ここからは真白にバトンタッチする。
[いやー、第一師団の得点は確かに高かったんけど授業中に寝とる子が多かってん。減点した結果、最下位になりました]
実技は身体を動かす分、起きているのは当たり前。
だから授業態度の得点を高くした結果だ。
[第一師団は私を見つけたりして高得点だったんだけど、それよりも減点の方が大きかったんだよね。なので叶人は罰ゲーム]
叶人に箱を差し出して、中から紙を一枚引いてもらう。
中にはそれぞれみんなが選んだコスプレが書いてある。
「......あ?」
眉間に皺を寄せて紙を睨んでいる叶人。
「え、何が出たの?」
叶人の手にある紙を覗き込んだ。
絶対、真白が書いたやつ...
「これ、僕が入れたやつやな」
予想通り真白が入れたコスプレを引き当てた叶人。
「真白...」
「そんな怒らんといてや〜。僕は楽しみにしてるで?」
叶人はステージ上から舌打ちしながら消えていった。




