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潜夢士  作者: 藤咲 乃々
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潜夢規定

◇◇◇


八神さん達の実技の後、如月師団長による潜夢規定の授業が始まった。


「潜夢で一番大切なことが何か分かるか?じゃあ中邑」

入隊早々やらかして散々叩き込まれた潜夢規定。


「夢現者と接触しないことです」

「よし、ちゃんと覚えてるな」


潜夢規定とは潜夢するにあたって守らなければならない法律のようなもの。

如月師団長が潜夢規定を黒板に書き出していく。



第一条、夢現者に接触してはならない


夢現者は夢の中で意識的に自分を作り出している。

それに接触してしまうと夢現者になんらかの支障が出ると言われている。


接触しそうになったら逃げるしかない。

潜夢は戦いながら鬼ごっこをするイメージだ。



第二条、夢現者の個人情報を他人に漏らしてはいけない


夢現者の近縁者はやむを得ないが、基本的に夢現者に関する情報や潜夢中に見たものは口外してはならない。


これは悪夢を倒した後の夢現者の精神的ケア時にも同様。



第三条、魘魔の誘惑に乗ってはならない


他人の夢へ入ると、魘魔が心に付け入り誘惑してくることがある。

それに乗ると意識を乗っ取られてしまう。


言葉がなくとも誘惑してくるので、精神を鍛えておかなくてはならないのだ。



「如月師団長、誘惑の“ゆう”が違います」

同じ師団の丘野が如月師団長の間違いを指摘した。


「ああ、すまない」

よく見ると黒板に書かれた誘の字が“綉”となっていた。


「...余談だが、自分のとこの師団長をなんて呼んでる?」


『三上師団長?』

『俺も陸口師団長って呼ぶかな...』

突然の質問に周りの隊員も困惑している。



「知っての通りBAKUには師団が多い。なので、自分のとこの師団長は“団長”と呼べ」


団長と呼ばれることで、顔が見えなくても自分の師団の隊員だと判別できるらしい。


「覚えとけ、意味はすぐに分かる。今はゴールデンウィークだからな...」

如月団長の顔が曇った。


ゴールデンウィークの長期休暇を利用して実施されているこの合宿。

そんなにゴールデンウィークに休みたかったのだろうか?

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