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潜夢士  作者: 藤咲 乃々
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自由時間

「三上師団長の授業、面白かったな」

休憩時間に後ろを振り向いて話しかけるが、西宮は不服そうな顔をしていた。


「後ろにいた先輩の独り言がうるさくて集中できなかった。数字が聞こえたから気になってメモしたの」


“1、3、5、8、12、23”

と西宮のノートに規則性のない数字が書かれていた。


「何の数字だ?」

「全く分かんない」

結局、数字の謎は解けないまま次の授業が始まった。



二条師団長と陸口師団長の授業が終わると夜のランニング。


そして、夕食。

出来立てのあったかいご飯はとても美味しかった。


2000からは自由時間で、2300の消灯までに各自で風呂を済ませとけよというスタイル。

時間管理を学ぶために設けられているらしい。



「自主練行こうぜ」

「行く!」

第一師団の男子部屋に集合しているのでみんなを自主練に誘ったが、西宮だけが乗ってきた。


「2人はどうする?」

丘野と片桐にも尋ねた。

俺、西宮、丘野、片桐の4人が第一師団の同期だ。


「お前ら元気だな...俺は遠慮しとくよ」

「俺も。先休むわ」

2人とも今すぐにでも眠りにつきそうな顔をしている。


「了解、また明日な」

俺が帰る頃には寝てるだろうから、挨拶をして部屋を出た。


BAKUのすごいところは、支部とは別に合宿施設もあるところ。


今来ている施設は山奥にひっそりと建っていて、自然に囲まれている。

合宿だけに専念できる環境だ。



西宮と午前中に授業をしたトレーニングルームへ行くと先客がいるのか中から声が聞こえてくる。


『んー!ここまで時間に縛られてると人間って感じするー!』

『あはは、普段は吸血鬼みたいな生活してるもんね〜』


2人で息を潜めながら中を覗くと幹部が中に揃っていた。


『朝早く起きると逆に調子狂うんだよな』

四辻師団長の発言に他の人が賛同して笑っている。

幹部の人達がまるで学生のように見えた。


「何してるん?」

いきなり後ろから声をかけられた。

振り返ると和服姿の男の人...


「んー?君ら...」


顔をこれでもかと言うくらい近づけてくる。

あまりにも近すぎて、男の俺でもドキドキしてしまう。


「ま、ええか」

と呟いたのでこの状況から解放されるかと思ったのも束の間、


「香織、お客さんやで〜」

物理的に背中を押されトレーニングルームの中に入った。

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