第10話 小一時間待ってやる
未だにランキング残ってる……
ありがたいです(*´﹃`*)
今回は「ダーリン・イン・ザ・フランキス」のトリカゴを聴きながら書きました!
それと、今回ちょっと文が雑です…
宜しくお願いします。
あの後、ルナの鉄拳制裁がティナとホオズキに下された事で、ルナの装備を整える為に素直に従っているギャグ員2人。
今は様々な生産プレイヤーが露店を開いている市場にやって来ていた。
「ふわぁ、ごった返してますねぇ!」
「見ろ人がゴ〇のようだ」
「あぁ、またこれだよ。懲りないなぁ……」
エンジン全開が通常運転のティナとホオズキ。
あれ程ルナの怒りを買ったというのに、性懲りも無くネタに走る。
しかし、ホオズキの言う通り市場は人で溢れ返っている。
道端でシートを広げ、その上に商品を並べるプレイヤー達の呼び込みの声があちこちから聞こえる。
「ほらほら、手作りしゃもじだよ! しゃもじはいらんか〜!」
「ま、マッチ1本から売っています。どうですか?」
「ラピ〇タ1/1200スケールの模型だぞ〜」
初日だというのにこの盛況、本当に色々な物があるのが分かる。
「ろくな物売ってないな!? て言うか、ラ〇ュタの1/1200スケール模型どうやって作った!? その努力をもうちょっと他の事に向けようよ!」
「「うわぁーい! ホワイト〇ースもある(のじゃ)!」」
「ちょっと2人とも! 勝手にどっか行かないで!」
どうやっても2人の手綱を持てないルナ。
彼女の心労を分かち合う仲間が早急に必要だろう、武運を祈る。
「あ、出来るだけ常識的な人でお願いします。それさえクリア出来ていれば歓迎するんで」
了解です、頑張ります。
「ルナちゃん誰と話してたんですか?」
「ん? ちょっと外界の理と通信してたの」
「ルナは電波少女であったか。今まで申し訳ないことをしたの……」
「待って! そんな憐れむ目を私に向けないで、大丈夫だから!」
所々で天の声と会話するルナさん。
きっと物語に干渉出来るのはこの娘だけなのだろう。
「ルナちゃん、おそろしい子っ!」
「止めてよ!」
先程あれだけ怒られたにも関わらず、またもルナをいじくり回すティナとホオズキ。強かなのかバカなのか……。
「そうこうしている内にほれ、目的地が見えてきたぞ」
ホオズキが指をさすと、道すがらプレイヤーに良い装備屋はないかと聞いてオススメされた赤い屋根の店が見える。
「こんにちわ〜」
「ちょっと見ていくぞ」
「うわ、色んな武器がいっぱいある!」
早速、暖簾をくぐって店の中に入っていく3人。すると、中にはこれでもかと並べられた商品の数々。剣や槍の武器の類は勿論、盾や鎧等の防具類も揃っている。
「いらっしゃい!」
そう言って店の奥から出てきたのはヒゲもじゃの屈強そうな熊男。そう、見た目の熊っぽさだけでなく耳にはきちんと熊の耳がある。
「何か……すごいシュールです」
「耳が無くてもこれは熊じゃの」
「ちょっと2人とも、初対面の人に失礼でしょ! あの、すみません! 2人とも悪気は無くて……タダのバカなんです!」
段々とティナ達の扱いが雑になってきたルナ。
申し訳ありませんと一生懸命に熊男に謝罪をする。
「良いって事よ、嬢ちゃん達。そういうのは慣れてるしな」
ガハハ、と豪快な笑い声を上げて気にしていないと制する熊男。
「俺の名前はジェイク。この通り装備屋をやってるんだ。ドワーフと違って種族としての器用値は追いつかないが、現実でも鍛治職をやっていてな。何とかやっていってるよ」
熊男もといジェイクの自己紹介を受けて3人も同じように名乗る。
「ジェイクさんはどうして店を構えてるんですか? 他の人は皆さん市場でシートを敷いて露店をしているのに不思議に思いまして」
「あぁ、それがな。何か知らんが、ギルドでモンスターの討伐報告をし終わって帰ろうとしたら、中でオロオロとしてる爺さんがいてよ。そいつの事手伝ったら何とこの辺り一帯の領主様ってんで、お礼に店を構えさせてもらったんだよ! それに、伴う資金は全部向こう持ちでな」
初日からついているジェイク。
更に、他の町へ拠点を移す時も便宜を図ってくれると言う。
「そんな感じで、今はサービス開始初日って事でほとんどが木製の装備ばっかなんだがよ。まぁ、これから色々と作っていくんで贔屓にしてくれや」
グッと親指を立てて、3人に笑顔を見せるジェイク。
「そうそう、俺の話を聞いてくれた礼に新情報をやるよ。て言うのは、モンスターを狩った時に死体がしばらくしたら消えるだろ? あの間にモンスター毎の魔石を手に入れることが出来るんだ」
ジェイクかは齎された情報を聞いて、驚く一同。
では、今まで倒してきたゴブリンとウルフにも魔石はあるのかと聞く。
「あぁ、勿論あるぞ。て言うか、もうゴブリンを討伐してるなんて、見た目に似合わず強いんだな嬢ちゃん達」
「まぁ、レア種族ですからね! これ位は当然ですよ!」
調子に乗って鼻が高くなっていくティナ。
「魔石はどうやって取るんですか?」
「あぁ、モンスターの死体に向かって『魔石回収』と言えば自動で個人のインベントリに収納されるぞ。そして、取れた魔石はギルドで高値で買ってもらえるし、俺らみたいな鍛治職人に渡してもらえれば、能力の付いた装備を作ることが出来るぞ」
ジェイクのその言葉に目をキラキラとさせる3人。
考えるだけでも胸踊る。
「あぁ、でも私とホオズキちゃんはレア種族と専用装備があるのであまり関係は無いのかも……」
「現状はな。でも、これから冒険が進んでいけば専用装備だって魔石で強化できるかもしれん。それ位のポテンシャルを秘めてるんだよ」
一瞬で意気消沈したティナとホオズキの目が、またも一瞬で希望に満ちた目を輝かせる。
「それじゃあその時を楽しみに待ちます! 今回はルナちゃんの装備の事だけを考えましょう」
「ジェイクさんお願いします」
「おうよ!」
そう言ってルナとジェイク2人は、どのような装備にするのかを相談するのだった。
「あ、ルナちゃん! 小一時間待ってやる」
「思い出したように今言わなくていいよ!? 良いからホオズキと一緒に大人くしくしてて!」
そうツッコミを入れられたティナはいつものように満足気に頷くと、ホオズキの傍へ行く。
「あれ、ホオズキちゃん? どうしたんですか?」
すると、店の中の隅でポツンと立っているホオズキ。
「妾、今回はあんまり出番無かった……」
「だ、大丈夫ですよ! もうそろそろ今回の話も終わりですし、今はルナちゃんがいません! 見せ場を作るのはここしかありませんよ!」
「う、うむ。そうじゃな! では張り切って……」
思い切り息を吸いこんで思いの丈を叫ぶ。
「もっと妾に喋らせんか作者よ! Fu○k y○u!」
「早く私に戦闘させてください作者さん!Da○nit!」
「「Shut up!! 店で騒ぐな!!」」
普通に怒られた2人だった。
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