表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/13

第12話 買い物 その4

作者「なんかちがう!!」


アヤカ「は? どーしたのよ急に」


作「アヤカのキャラだよ。 基本はツンデレにしたいんだけど、うまくいかない!」


ア「あんたの表現力が乏しすぎるのよ」


作「とにかく足りないんだよ!!」


ア「脳の量が?」


作「違う! こともないけどそれじゃない。 デレだよデレ。 アヤカにはデレが足りないんだよ。 よし、ならさっそくデレを強調して…」


ア「ちょっと待ちなさい! なんなのさっきからデレデレデレデレって!一

 デレってなによ!?


 あのヘボ作者、無理矢理本編始めたわね!


《ヘボ作者ってゆーなよ。 これでもこの世界の神だよ?》


 げ!? あんた本編にもでてくんの!?


《そっちのが書きやすいからね。 今日はアヤカと作者でおおくりしま〜す》


 ちょっと勝手に進めないでよ! それにカズマはどーすんのよ?


《迷子になって帰って来れないって設定にした》


 なんでもアリね…


《そんなことよりシュウとモエのこと追いかけなくていいの? どっか行っちゃったよ?》


 わかってるわよ!


《ぶつぶつ言いながらも、シュウ達を追いかけてアヤカも走りだした。》


 作者視点なの?


《一応天の声ってことなんで》


 やりたい放題じゃない。


《だって作者だし》


 まったく恐ろしいわね。


《作者の声は絶対だからね、作者が言えば物語のキャラクターは絶対そーしないといけないんだよ》


 ……それ、ほんとなの?


《ほんと。 その気になればこの小説に18禁指定とかかけられるよ》


 なら…


《ん?》


 それなら私と…


《なんだよ?》


 私と一緒にこの世界を壊しましょ!


《却下!! なんつー恐ろしいこと言うんだお前は》


 ケチ。 そんなだから6万円も落とすのよ!(実話)


《なぜそれを!?》


 全部おみとおしよ!


《く、神を侮辱したな? 後悔させてやる》


 何するつもりよ?


《ふふふ… まぁすぐにわかるよ。 公園に行ってみ? そこにシュウとモエもいるから》


 変なことしたら承知しないわよ!






一公園一


 二人はどこ?


《もーすぐくるよ。ってほら、モエが走ってきた。 ほらほら、そこの草むらに隠れて、見つかるよ》


 わかってるわよ。 シュウは?


《モエの後ろから走ってくるよ》


「モエ! 待て!」


《シュウはモエに追い付き、モエの肩をつかんで強引に自分の方を向かせる》


「ぅぅ… だって、だってモエのせいでシュウ君のプライドが一」


「だから勘違いだって、別に俺はそんな訳のわからないプライドなんてもってないから」


「ほんとに…?」




《ぁーぁー モエのやつ、あんなに目をうるませちゃって》


 なによあの空気…


《ピンクだね》


 えぇ…




「あぁ、さっきのあいつが勘違いしただけだ」


「よかった〜 きゃっ」


「ぉわ、大丈夫か!?」


《急にふらついて倒れそうになったモエを、シュウが支える》


「へへ、安心したら力がぬけちゃった」


「ぉ、おぅ…」




《シュウがモエとの急接近で目のやり場に困ってるな》


 ふん! デレデレしてんじゃないわよ!


《おやおや? ヤキモチですかい?》


 そ、そんなんじゃないわよ!


《ならこのまま二人がいい感じにピンク色な展開になってもいいのか?》


 べ、別にいいわよ?


《ならいいけどね〜》




「ぁ、ぇと…」


「ぅ…」




《無言で見つめ合う二人》


 ぅぅー


《ぁ、モエが目を閉じた。 覚悟決めたのかな? そしてそれを見たシュウも何やら決心したみたいだね。 はい、あの二人あと5秒でキスしま〜す》


 へ、へぇー


《なんか無理してない? 顔引きつってるけど》


 んなことないわよ!


《あっそ。 ちなみにあと3秒ね》


 く…


《2〜》


 ぁ…


《い〜ち》


「やっぱだめー!!!」


《あーあ、我慢できずに飛び出して行っちゃった。 冗談なのに》




「ひゃっ! お、お姉ちゃん!?」


「先輩!? どーしてここに!?」


 突然の私の登場に、二人して固まるシュウとモエ。


「あ… ぃや、その…」


 勢いで飛び出してきたはいいものの、なんて言えばいいのかしら…


「と、とにかくあんたたち離れなさい! 公園の真ん中でなにしてんのよ!」


「へ?」


「ん?」


 シュウとモエは顔を見合わせて、


「ひゃっ!?」


「ぉわ!?」


 ババッっと、目にもとまらないスピードで離れるシュウとモエ。


「なっ、ななな! シ、シュウ君!?」


 顔を真っ赤にしてパニクるモエ。 ふん、自分でやっといていまさらなによ!


「俺達いったいなにを…」


「はぁ? 自分の意思でやったんでしょ! 言い訳は見苦しいわよ!」


「いや、なんか誰かに操られてたような感じがしたんですが」


 …ぁぁ、なるほど。


「あんのヘボ作者」


「何か言いましたか?」


「なんでもないわよ!」


「そんな怒鳴らなくても聞こえてますよ。 ところでさっき、カズマが全く訳のわからないノリで絡んできたんですけど、またしょーもないことでもひらめいたんですか?」


「ぇ? ぁ、ぁあうん。 ちょっといたずらしただけよ」


 絶対作者ね! 余計のことして…


「本当かんべんしてくださいよ。 さすがにあれはやりす一」


「うるさいうるさいうるさーい!! もう帰るわ! 何も知らないくせに! あわれねこの鈍感主人公!!」


「何がすか?」


「じゃあね!」


「あ、ちょっと先輩!?」


 なによシュウのやつ! こっちの気もしらないで!!


ア「無理矢理終わらせたわね…」


作「途中まであったからそれを思いきりねじまげてみました」


ア「ほんと無茶苦茶ね… で、次の更新はいつなのよ?」


作「……とぅっ!!」


ア「あっ、こら!! 逃げるんじゃないわよ!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ