ドナウェル村解放作戦(1/2)
「ー滅ぶ王國に花束をー用語辞典」
(遠距離会話魔法)
ぶっちゃけ無線のようなもの。普通、紙にかけるため水に濡れるだけで使えなくなる。よって防水魔法と併用することが多い。
(樽型万能砲)
最大射程790mの樽状の火器。迫撃砲のように固定せず、手で持ったまま撃てる。そして低コスト。発射間隔も50秒と短い。とってがないため精密射撃には当然向かない。
ドナウェル村…
そこは、リネが所属しているレジスタンスのアジトから約15kmとわりと近い所にあり、農業と山の恵みを中心に栄えてきた。今は新人類の小さな基地が3つ建っている。
当作戦の第一攻撃目標はそこである。新人類は高い索敵能力を持っているため、歩いて移動する。
「んしょ…あと何キロ?」
「歩いて行ったことねぇからわかんねぇよ」
「ちぇ…使えねぇ…」
「それはねぇよ!」
そんな会話が各班で聞かれた。
リネは喋らない。出来るだけ音を立てず森の中を進む。隣のライオットを持った少年が呟く。
「何で魔法つかわねぇんだよ…広範囲攻撃魔法使えば一発だろ…」
前を進んでいた中年のおっさんが答える。
「それができてりゃあんな奴ら此処まで来んよ…」
「ま…魔法がきかねぇのか…あいつら!」
「あぁ…あやつらは魔法や神なんざ信じちゃいないのさ…だから効かねんだ」
「そ…そんな…」
「その上やつらの持ってる武器・兵器はどんな場合でも使える…あんな只々理由と屁理屈を合わせただけの科学の産物の癖に」
リネが初めて口を開く。
「あんたも使ってるでしょ?」
「んまぁ…しゃーなしや…」
おっさん。黙る。
「そろそろ着くよ」
すると遠距離会話魔法のかかった紙が揺れた。『こちらウォーカー班。樽型万能砲の準備が完了した。これより砲撃を行う。着弾が確認出来次第突撃せよ。』
中年のおっさんが答える。
「了解…」
ぶちっ。通信が途絶える。
「ったく樽型万能砲だなんてやつらの持ってる迫撃砲をぱくってるくせして手持ちの上に射程も短いし、援護射撃にならねぇわ」
「それって迫撃砲より小回りがきくってことじゃないかな?」少年の言葉に再び黙るおっさん。
ポンポンポン。
間の抜けた音が小さく聞こえた。着弾までの間班員は各自の武器の安全装置が外れていることを確認した。
リネは朝撃ってきたアサルトライフルを、少年はM4A1を、おっさんはAK-47を構える。
ズドドドドン!
戦闘は始まった!駆ける!各班の定位置に向かい駆ける!
スタタタタ!ズザァァア!
スライディングをし、基地近くの民家に身を隠した。視界強化の効果のついた双眼鏡で基地を見た。リネが遠距離会話魔法の紙に報告した。「今回の敵は新人類で軍隊ではありません!目立った装甲車両もないため今すぐにでも突入可能です!」
『わかった援護する!』
「よろしく」
通信を切るとライオットの少年を先頭に突入!
シュババン!バン!
警備していた兵士をす7秒で打ち倒す。
そしてドアを蹴破る。ズダァン!
樽型万能砲の射撃もあり敵はいないのと等しかった。
再び報告。「こちらリネ班!第一基地オールクリア!使えそうなものを回収した後、第三基地戦闘に参加します!」
『了解』
…
「ふぅ〜」おっさんが武器を漁りながらため息をつく。
「なんだこいつら、安っぽいのしか持ってないじゃないか…」
「だから軍隊じゃねぇって!あと見た目で判断すんな!」
少年が答える。
「おっさんも使ってるからわかるだろ!水につけても撃てるし、魔法での量産にも適してるし、いい銃じゃなぇかよ!」
「そうなのか?ほえぇぇー」
「そろそろ行くよ?」
リネが言った時空から轟音が鳴り響いた。
…
‥
.
とうとうここまできました。読んで下さった方ありがとうございます!
戦闘ですよ戦闘!(のわりに戦闘の描写がほとんどねぇ…)
まぁ次には…ね…(汗)
次回も是非読んでください!