[課題]ぜんかいのおさらい
「ー滅ぶ王國に花束をー用語辞典」
[龍翼機]
300年くらい前、ある魔術士によって開発されたもの。スピードはおよそ340m/s。
名前通り、ドラゴンの翼が埋め込まれている。主兵装は火薬入り樽や爆破魔法のかかった物体・長距離火炎放射器である。
エンジン音を轟かせて飛ぶソレは龍翼機などではなかった───・・・
「う…ん…夢か…」
フトゥンから起きたリネはグッと腕を天井に伸ばした。
「そういえば、あれから10年か…」
僅かな温もりのあるフトゥンをたたむ。
主人公。こと、リネは17才と7ヶ月。
彼女の故郷、アレストレア王国は謎の兵器を持ったヒトと魔王の連合軍によって滅ぼされた。
魔王とは600年前、勇者によって魔アレ平和条約を結んだ。ヒトは魔術ばかりを研究しているため最新の銃はマスケットのはず。
その常識が崩れ去ったのだ。
「ナレーション長いな」
謎発言をしたリネはいつの間にか朝食を終えて着替え、葉を磨いて部屋を出て行った。
ナレーションは続く…
彼女は10年前ソレらに襲われ彼女自身も殺されそうになった。
ヒーローは登場までが長い。彼女を襲った魔王軍の代名詞、オーク100%の中隊は一機の龍翼機ならざるもので10秒で片付けられた。
彼女はその機体のパイロットといつか出会えることを信じて今日もレジスタンスの一兵士として戦場を駆ける───
二作目です。読んでくださった方ありがとうございました!まさかの夢落ちっていうね(笑)
…
今回はちょっとした世界観の話です。次はちゃんとリネちゃんが喋ってくれるとおもうのでご期待してください。