ヒーローは降り立たず、飛び去って行きました
魔王や勇者、ドラゴンなどの物語発祥の地は今や滅びつつあった ─────
瓦礫の上に少女は立っていた。
あたりは焼け野原。隣の村から悲鳴が上がる。魔王軍が荒らしにきたのだ。いずれこの村も魔王軍に蹂躙されるのだろう。
龍翼機(龍の翼を埋め込んだ乗り物)の空爆を生きのびた村人たちが村の入り口である門に板や鉄板を必死にうちつけている。
少女はそれをただただ見ていた。
武装は精々マスケットしか持っていないだろうー
そう村人達は思っていた。否。
願っていた。
「奴らがはいってくるぞ!」
門を補強しはじめてからわずか三分。
C4とフルオートショットガンで武装したオークにとって木だけで補強された門は紙同然だった。
波のように入ってきた彼等は村人を犯し虐殺していった。
少女は隠れた。本棚の後ろに。
だが、鼻のいい彼等にとってはそれは無駄でしかなかった。
どさっ(ほんだながたおれるおと)
すぐに障害物は取り除かれる。
「んぅ!」
少女。祈る。だが神は地上には居ない。
少女を守るものはもう無い。南無三(?)
ブゥウウウウウン──バリバリバリバリッ
(えんじんと20みりきじゅうのおと)
少女の前にいたオーク達は一瞬のうちに蜂の巣と化した。
少女。驚く。
空を見上げる。
エンジン音を轟かせて飛ぶそれは龍翼機などではなかったー
初投稿です!読んでくれた方ありがとうございます!ストーリー・構成・センスがオカシイことがあるかもしれませんが、これからも「滅ぶ王國に花束を」を宜しくお願いします。
実は最後のあれ…UFOなんですよぉ(大嘘)