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最愛の騎士  作者: 藤宮 蒼
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 ソフィアが水をもらっている間に、ステラが何か揉め事でも起こしたのか、騒動が起きていた。どうやらステラに子供がぶつかり、飲み物がドレスにかかったので怒っているようだ。拭けばいいだろうと思うのだが、ステラはそれでは治まらない。ふうとため息をついてステラを宥めようと思ったとき、その子に扇を振りかざそうとしているのが目に入った。気が付いたときには体が動いていた。とっさに男の子を抱きしめるかたちでステラの扇がソフィアの頭に直撃した。バジッと嫌な音が響く。

「退きなさい」ステラの甲高い声がホールに響き渡る。

「お嬢様。まだ幼い子になんてことを。伯爵家のお嬢様とは思えない振る舞いはおやめください」

ソフィアの言葉は更にステラを怒らせたのか、扇がソフィアの頭を何回も打ち付ける。眩暈も相まってソフィアは意識を手放した。



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