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第一話
しばらく主人公サイドでいきたいと思ってますので、よろしくおねがいします。あと、ひどく短い文章ですのでご了承ください。
私は、孤独だった。
いや、別に「一人ぼっち」っていうわけでもなくて。
ちゃんと優しい父もいるし、元気な兄もいるし、母もいるし。
世間的にみたら、ごく普通の、ありきたりな家族だと思う。
家族みんなで旅行にいったり、外食したり。そんな機会が多かった。
父は小さいけれど会社の社長で、裕福ってわけでもなくて、でも、とてもとても楽しい日々。
時には兄とおもちゃの取り合いっこで喧嘩するし、テレビを見て笑ったり、一緒にお風呂に入ったり、周りからみたらほほえましいものばかり。
なのに、どうして「孤独」なのかって、思ったと思う。
それは、私自身の「心」の問題。
表面上はとても中のいい家族だけど・・・
私の家族は、・・・・「母」は。
私のことを最初から、「家族」だなんて、「自分の子供」だなんて、認めていなかったんだ。
優しい父にこのことを言われて、ようやく知った事実だった。
この時の私は、六歳の小学生だった。