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第1話 駆動巨人

 ヴァーズ大陸に『鎧殻巨類がいかくきょるい』が出現したのは、約五百年前のことである。


 鎧殻巨類は甲殻類や昆虫などの節足動物を思わせる外見に、『鎧殻がいかく』と呼ばれる強固な外殻をもち、その全長は小さいものでも二バーザ(約六メートル)、大きいものだと六バーザ(約十八メートル)にもなる。


 海や地中など至る所から現れ、魔術師の魔術攻撃をものともせず、いくつもの都市が灰燼と化した。


 そんな中、魔術師たちは冥府の悪魔と契約し、『駆動巨人くどうきょじん』という乗り込み式人型巨大兵器を手に入れる。


 駆動巨人は人類には模範出来ない高度なテクノロジーで設計されており、魔力を持つ魔術師のみがコックピットに乗り込み、操縦することが出来た。


 こうして、各国は魔術師を集め、三~四バーザ(約九~十二メートル)の駆動巨人で編成された軍隊は都市から鎧殻巨類を駆逐することに成功する。


 しかし、各国が駆動巨人を保有することにより、今度は魔術師同士の戦争が勃発することとなった……


 現在、ヴァーズ大陸では、西の大国レオリア共和国と東の大国ウーシェオ帝国が覇権を争っている。


 また、駆動巨人を操縦できる魔術師の地位はさらに上がり、レオリア共和国では生まれつき魔力のない者は共和国領セルド島に追放するという政策をとっていたのだった……

  

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