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完結●異世界召喚されたら供物だった件~俺、生き残れる?~  作者: 一番星キラリ@受賞作発売中:商業ノベル&漫画化進行中
Episode6ウルフ王国結婚狂騒曲編

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36:え、俺、なんか変?

みんなが部屋に入って来て、一気に動き出す。


「ベリル様、これは魔法薬で眠らされているだけです。大丈夫です。解除しましょう」


キャノスがミランダにかけられた魔法薬による眠りを解除した。するとミランダの三騎士の二人が、すぐ様ミランダに話しかける。


その間にも、カイの魔術でライカンスロープ達は、次々と拘束されていく。


一見すると、緑のツタでぐるぐる巻きにされているだけで、簡単に解いて逃げることもできそうに見えたが。


「あれは無理にほどこうとすると、棘が出てきて、動けば動くほど棘が食い込む。そしてその棘には、神経に作用する毒が含まれている。無理にほどこうとしたことを、千年ぐらい後悔する激痛に襲われる」


ベリルの説明に思わず絶句する。


植物系統の魔術なんて、たいした攻撃力がないと考えていたが。改めることにした。


よくよく考えると、オックス家のツタも恐ろしかった。

植物系統の魔術って、何気に怖いかも……。


「あ、そうだ、ベリル! これ、モールが録画した。首謀者について話している」


手に持っていたビデオカメラをベリルに渡す。


「分かった。見てみよう。ところで拓海、お前は何もされていないか? モールがいるから問題はないと思っていたが、大丈夫か?」


改めてベリルが心配そうに俺を見て……。


「!? 拓海、裸足ではないか。靴と靴下はどうした? ……ベルトも……ない? それにスーツは? シャツのボタンも外れているではないか?」


みんなが部屋に踏み込んだ時。


拘束もしていないのに跪くライカンスロープ達に驚き、彼らを捕らえること、ミランダの様子を確認することに気を取られ、俺の服装を気にする者はいなかった。


だが、ミランダが目を覚まし、ライカンスロープの拘束が終わりつつある中、俺に目を向ける余裕ができた結果。


俺自身でさえ気づいていなかった服装の異変に、まずベリルが気づいてしまった。


「カイ様、二階の部屋でこれを発見したのですが」


カイの三騎士の一人が、手に持っているのは……。

俺のベルト、靴、靴下、そしてスーツのジャケット!!


「そ、それっ、俺のです!!」


「なんだ、拓海のものか……、って拓海、どうしたんだ、その恰好は!?」


カイが目を丸くする。

裸足でシャツ姿は、そんなに驚く姿だろうか……?


「ベリル様、地下を確認したぞ。誰もいなかったし、何もなかった」


シナンとリマが戻ってきて、ベリルに話しかけながら、改めて俺を見て目を丸くする。


え、シナン、リマまで。

なんでそんなにみんな、目を丸くする?


「ベリル様、この建物の周囲を改めて確認しましたが、異常はありませんでした」


ヴァイオレットも戻ってきて、ベリルに報告した後、俺を見て息を飲む。


え、ヴァイオレットまで!?

な、なんで……?


なんなんだ、みんなのこの反応……?

お読みいただき、ありがとうございます!

次回更新タイトルは

『超絶に恥ずかしい』

です。

みんなが目を丸くした理由が判明!


それでは今日もお仕事、勉強、頑張りましょう。

明日のご来訪もお待ちしています!!

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