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完結●異世界召喚されたら供物だった件~俺、生き残れる?~  作者: 一番星キラリ@受賞作発売中:商業ノベル&漫画化進行中
【Episode5】ポリアース国聖女降臨編

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58:なんかオトナな味がした

翌日、ノエルは魔術円に聖水をかける方法を様々な手順の組み合わせで試した。


だが、魔術円は消えることはない。


その次の日。


この日のノエルは、フロスティホワイトのコタルディにセレストブルーのフード付きのウールのロングケープ姿だったが、そのケープと同色のスーツケースを持って、碧い教会に現れた。


さすがにベリル達も驚き、ノエルにどうしたのかと尋ねると……。


「過去の悪魔祓いでいろいろ使われたアイテムを持ってきました。いろいろな組み合わせを試してみようかと」


ベリルは「対話で祓うのではないのか……?」と困惑しつつも、悪魔祓いは自身の範疇ではないので、とりあえず困惑顔で教会に入るノエルの姿を見送った。


ノエルは今日も神父が住み込みで使っていた部屋に向かうと、いつも通り暖炉をつける。そして部屋が暖まるまで、紅茶とお菓子を食べられるよう、準備をすすめた。


ノエルはやかんの水が温まるのを待ちつつ、スーツケースを広げ、布に包まれた何かを取り出した。


布を広げると……。

パウンドケーキ?


「ノエル、それ、作ったの?」

「そう。よく拓海くんにあげたでしょ」

「うん。覚えている。なんかオトナな味がした」

「ふふ。それはラム酒。酔うほどの量ではないけど、子供には慣れない味だったわよね」


ノエルはそう言いながら、パウンドケーキを切り分けた。

紅茶とパウンドケーキをテーブルに運び、着席する。


「いただきます」


早速パウンドケーキを食べると……。

懐かしい味がする。

夕食までのお腹のすく時間に、このパウンドケーキは食べ応えもあった。

何よりなんだかオトナな味がして、大好きだったことを思い出す。


「……昔と変わらない味だ。まさかもう一度食べることができるとは……」


「元いた世界だったら……。もう一度会えたか分からないからね。二人で異世界に来られたから、食べることができたのかも」


「確かに。数奇だよな」


そんなことを話しているうちに部屋も暖まり、パウンドケーキも食べ終わった。


「じゃあ、拓海くん。今日はいろいろ試すから」

「分かった」


さっき、パウンドケーキを取り出すためにスーツケースを開けていたので、チラリと中をのぞいてみた。するとそこには本当に……いろいろ入っていた。


手に持つ十字架だけでも、サイズが違うものが5つも入っている。


スーツケースと同じぐらいの鏡やタオル、ロープなんかも見えた。


一体どうなるのかと思ったら……。


「拓海くん、これからやることは映画や小説で見た知識だから、効果があるか分からない。でも試してもいい?」


映画はフィクションだと思うが、実話に基づくものもあるし、「もしかしたら……」があるかもしれない。


だから承諾した。

本日更新分を最後までお読みいただき、ありがとうございます!

次回更新タイトルは

『一体俺は何をやっている……?』

『恐ろしいほどの正論』

です。

何やらいろいろ試す模様。


それでは今日もお仕事、勉強、頑張りましょう。

明日のご来訪もお待ちしています!!

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