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完結●異世界召喚されたら供物だった件~俺、生き残れる?~  作者: 一番星キラリ@受賞作発売中:商業ノベル&漫画化進行中
【Episode4】デスヘルドル波乱の予感編

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43:イケメンはエロいことを考えても……

翌日、俺はかなり寝坊し、カレンに起こされ、ようやく目覚めた。


ベリルは既に朝食を済ませ、リビングで執務をこなしている。


自室に戻ると、キャノスは着替えを終え、読書中だった。だが俺を見ると「拓海、この宿には温水プールがあるそうです。泳ぎに行きませんか?」と誘ってくれる。水着なんて持参していなかったが、そこはキャノス。


魔法で水着を用意してくれた。


……そういえば、下着姿は見たことはあるが、ベリルの水着姿は見たことがない。というか、すぐそっちの方に思考がいってしまうのは……。俺、もしかしてビョーキ?


「なあ、キャノス」

「なんですか、拓海」


エレベーターに向かい歩きながら、キャノスはこちらを見る。


「水着の話をして、彼女の……婚約者の水着姿を見たい、とか、昔見た水着姿を思い出したりする?」


キョトンとした顔をした後、キャノスは朗らかに笑う。


「それは……、そうですね。拓海ぐらいの年齢の時だったら、そうだったかもしれません。でもさすがに拓海とプールに行くとなり、水着を用意したところで、彼女の水着姿を想像する……」


そこで言葉を切ったキャノスは宙を眺め、ほうっと息をはく。


「……想像すると、落ち着きませんね」


綺麗な笑顔を見せる。

くそー、イケメンはエロいことを考えてもさまになるな。


そんなこんなで午前中はプールで泳ぎ、昼食はアレンとカレンが用意したサラダとスープとオムライスを食べ、いよいよ外出となった。


宝石博物館と植物園に行く。

そのためにキャノスの変身魔法で、みんな、姿を変えていた。


まず、リマ。


外見はなんでもいいから、身長を高くしてほしいとリマはキャノスにリクエストした。


が。


急に身長が変わると、戦闘時に影響が出ると、ヴァイオレットに却下されてしまう。


結果、とんでもない美少年に変身していた。


さらさらの黒髪に銀色の瞳。天使のような愛くるしい顔で、シャーロックホームズが着ていそうな黒いインバネスコートを着ている。


なんでもリマの理想の王子様の姿だとか。


ヴァイオレットは、変身したリマの姉、みたいになっている。


長い黒髪をポニーテールにして、きりっとした銀色の一重の瞳をしている。桜色の唇と頬に、チャコールグレーのロングコート。凛とした雰囲気でいつもとは一味違う。


キャノスはなんとロングのホワイトブロンド。瞳の色はエメラルドグリーンで、なんというか、そう、エルフ。美貌のエルフみたいだ。


アイスグリーンのロングコートもよく似合っている。唇の上にほくろがあるのだが、それがあるだけでも顔の印象が変わる。


そしてベリルは……。


もしキャノスに姉がいたら、こんな姿なのでは?

そんな金髪碧眼のお姉様になっていた。


青いラインが入った白いロングケープは清らかで、変身したベリルにとても似合っている。


一方の俺はというと……。

昨日に続き来訪いただけた方、ありがとうございます!

この投稿を新たに見つけていただけた方も、ありがとうございます!!

本日もゆるりとお楽しみください。

2話目は8時台に公開します。

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