表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
完結●異世界召喚されたら供物だった件~俺、生き残れる?~  作者: 一番星キラリ@受賞作発売中:商業ノベル&漫画化進行中
【Episode3】俺の貞操大ピンチ編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

275/547

92:恐ろしいほどテンションが低くなる

ベリルと俺が退院したことは、既にロードクロサイト夫妻に知らせされている。だから玄関ホールに着くなり、ロードクロサイトの執事に迎えられた。そしてそのまま、ロードクロサイトの執務室に案内される。そこには珍しく、ロードクロサイトの奥方もいる。


夫妻はベリルの無事を喜び、俺も感謝の言葉で迎えられた。


「退院したばかりだ。ベリル、少し休むか?」


ロードクロサイトに尋ねられたベリルは首を振る。


「いろいろと報告や話し合うべきこともあると思うので、このまま会議で構いません。何より拓海の血のおかげで、万全の状態ですから」


「そうか。では昼食までの間、会議を行おう。カーネリアンも呼ぶから、ベリル、そなたは先に会議室へ。テオ、カーネリアンを呼んできてくれ。ゼテク、君も会議に。ヴァイオレット、キャノス、リマ、お前たちは寝ずで病院に詰めていたと聞いている。休息をとるとよい。ベリルの護衛はこちらで手配する。拓海は……」


ロードクロサイトが俺を見る。


「新しく君の部屋を用意した。アレンかカレンに案内させよう」


そう言うとロードクロサイトは、電話を手に取った。



会議が終わり、昼食が終わったら、ベリルの部屋でのんびりできると思っていた。


もちろん、午後も会議かもしれない。


それなら午後の会議の後、夕食までのひと時を、ベリルの部屋のソファで一緒に過ごせたらと思っていた。


だが。


ロードクロサイトに、「新しく君の部屋を用意した」と言われてしまった。やんわり、これ以上、婚姻前の娘の部屋で過ごすのは見過ごせない、と警告されている気がする。


だから。


ロードクロサイトの執務室にせっかくアレンが迎えに来て、いろいろ話しかけてくれても、浮かない反応しかできない。


「拓海様、恐ろしいほどテンションが低いのですが。そんなにベリルお嬢様の部屋が気に入っていたのですか?」


アレンが思わずそう指摘したくなるぐらい、俺は落ち込んでいた。


「それは……。嫁入り前のベリルの部屋に、そういつまでもいることはできないと思っていたし、俺の部屋は新たに用意されると聞いていたし、それに……」


「拓海様!」


「は、はいっ」


アレンは尻尾をひとふりして俺を見た。


「気落ちするのは部屋を見てからにしては?」


「……!」


「落ち込むのは部屋を見てからでも、いくらでもできると思いますよ」


それは……確かにそうだ。


もしかしたら俺のために、国宝級の壺とか絵画が飾られている部屋が用意されているかもしれない。それに何も部屋の行き来を禁じられたわけではない。会いたければベリルの部屋に行けばいい。これまでみたいにベリルが俺の部屋に来ればいい。


そうだ。いつだって楽観的に物事を見るのが、俺の長所だったはず。


「ありがとう、アレン。新しい部屋、楽しみだよ」


ようやく笑顔になった俺を見て、アレンは安堵の表情になる。


こうしてアレンに案内された部屋は……。

本日更新分を最後までお読みいただき、ありがとうございます!

次回更新タイトルは

「イケナイことをしたくなる情報が……」

です。

新しい拓海の部屋とは……。


それでは今日もお仕事、勉強、頑張りましょう。

明日のご来訪もお待ちしています!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
●第2回ドリコムメディア大賞●
●一次選考通過作●
バナークリックORタップで目次ページ
断罪終了後に悪役令嬢・ヒロインだったと気づきました!詰んだ後から始まる逆転劇
『【完結】断罪終了後に悪役令嬢・ヒロインだったと気づきました!詰んだ後から始まる逆転劇』もおススメです☆

●これぞ究極のざまぁ!?●
バナークリックORタップで目次ページ
悪役令嬢は死ぬことにした
『悪役令嬢は死ぬことにした』

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ