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完結●異世界召喚されたら供物だった件~俺、生き残れる?~  作者: 一番星キラリ@受賞作発売中:商業ノベル&漫画化進行中
【Episode1】死亡フラグ遂行寸前編

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27:どうして服を脱がすんだ?

「ベリル、早速始めるか?」


「……そうだな」


俺はベッドに向かいながら尋ねた。


「ベリル、スピネルに聞いた。ブノワの魔力を検知して、防御魔術を使おうとしていたんだろう? 余計なことをして邪魔をしてしまい、すまなかった」


「そんな、余計だとか邪魔だとか、そんなことは思っていない」


「そうなのか?」


俺はベリルを見た。


「……私を庇おうとしてくれたこと、心から感謝している。ありがとう」


……!


ベリルが視線を落とし、頬を赤く染め、照れたような口調で謝意を口にした。


俺は驚き立ち止まりそうになったが、なんとか歩き続けた。


ベリルは強いし、レッド家の長女だ。誰かにお礼を言われはすれど、自分から言うことにはきっと慣れていないのだろう。


「こんな俺でも役に立てて良かったよ」


「……」


ベッドに着くと早速、腰をおろした。


「横になるか? それともこのままで?」


「……そのままでいい」


ベリルはまだとまっていたボタンを全てはずし、シャツを脱がそうとした。


「……なあ、ベリル、どうして服を脱がすんだ?」


「拓海はこの白いシャツを気に入っているのだろう? だから万が一にも汚れないようにと思って」


「ベリル……」


「まあ、このシャツを着ている時に吸血するのは初めてではないが、私も余裕がある時とない時がある。その場合はシャツに気を回すことができないかもしれないが、それは許して欲しい」


ベリルがゆっくり、肩が出るぐらいまでシャツをおろした。


「もし、シャツを汚してしまったら、もちろん新しいものを用意させる」


「大丈夫だよ、ベリル。一度もベリルの吸血で服が汚れたことはないから」


「そうだな」


そう言うとベリルが前屈みになり、顔を首に近づけた。


その瞬間。


俺は見てしまった。

前かがみになったベリルの胸の谷間を。

絶景だ……!


だがすぐに激痛と快感が全身を駆け巡った。まるで雷が落ちたかのように。


体から力が抜け、後ろに倒れそうになったが、ベリルは俺を抱きしめ、倒れないようにした。


なぜ後ろに倒れそうになったのに、止めるんだ?

ベッドに座っているから問題ないのに。

ああ、それにしても何度感じてもこの気持ちの良さは……堪らないな。


しかも今、ベリルのバストは俺の胸板に押し当てられた状態だった。


でも俺の意識は体内を巡る快感でいっぱいいっぱいになっており、外的刺激を感知できる状態ではなかった。


こっちの刺激も感じられたらいいのに……。

……!


二回目の吸血が行われた。

さらなる快感が俺の体の中で踊り狂った。


あああ……。

……そうか、一度の吸血では終わらないと思って体を支えているんだ。


結局、吸血は5回行われた。


本日更新分を最後までお読みいただき、ありがとうございます!

次回更新タイトルは

『俺ってこの世界でいち早く死ぬわけですね』

『来年から婚活しようかな』

『ベリルの美しい体のラインが浮き彫りに』です。

それでは今日もお仕事、勉強、頑張りましょう。

明日のご来訪もお待ちしています‼

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