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完結●異世界召喚されたら供物だった件~俺、生き残れる?~  作者: 一番星キラリ@受賞作発売中:商業ノベル&漫画化進行中
【Episode3】俺の貞操大ピンチ編

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71:感無量

「拓海」


ベリルが俺の名を呼び、二重の綺麗なルビー色の瞳で俺を見た。


「ベリル!!」


堪らずベッドに駆け寄る。


「拓海」


ベリルが両腕を広げ、俺はそのままベリルを抱きしめた。

この時はもう、感無量だった。


ただただ、ベリルが生きていて、元気になってくれて、抱きしめることができている。


そのことに感動し、胸がいっぱいになっていた。


「ベリルが元気になって良かったよ」


そう言うだけで精一杯だ。


「ああ。ものすごく元気だ。私の体に拓海の血が流れ込んで、全身に力を与えてくれた。かつてないほど気力もみなぎっている。心配をかけたが、もう大丈夫だ」


その言葉を聞いて、本当に安堵し、再び抱きしめる腕に力を込める。


「拓海こそ大丈夫か? 私がこれだけ元気ということは、拓海から沢山の血をもらってしまった気がする」


深呼吸し、気持ちを落ち着かせて答える。


「たっぷり睡眠もとれたし、それに栄養剤を点滴で投与してもらっていた。だから俺は大丈夫だよ」


「そうか。良かった」


ベリルはそう言うと一旦体を離し、少し体をずらした。


「拓海、立ち話はなんだ。こっちに来て」


「!! でもベリル、間もなく朝食だろう?」


「一緒に食べよう。このベッドは大きいから問題ない」


「……え、いいのか? スピネルに怒られないか?」


「からかいはするだろうが、怒ることはない。さあ」


裾をベリルがぐいっと引っ張ると、それは俺がベッドに倒れこむ強さだ。


ベッドにベリルと仲良く横並びになり、枕にもたれた。


「しかし、ベリルが背中に短剣を受けるなんて……。一体何があった?」


「そうだな。まず拓海はブノワに吸血されていないことに、気づいていたか?」


思わず「え!」と驚かずにはいられない。

間違いなく、吸血されたと思ったのに。


「拓海はキャノスの変身魔法で、ダリアという、ブノワが涎を垂らしそうな美女に変身していた。当然、ブノワはダリアに欲情し、手を出し、吸血しようとしたと思うのだが……あっているか?」


ブノワのあのいやらしい手の動き、鼻の下を伸ばした顔を思い出し、げんなりしながら頷いた。


「ブノワは無抵抗なダリアの首筋に牙を立てた。でもそこには思いがけないものがあった」


「思いがけないもの……?」


ベリルが腕を伸ばし、俺の首に触れた。

急に素肌に触れられ、ドキッとしてしまう。


だがよく見るとベリルの手は、『誕生の証』であるシルバーの鎖状のネックレスに触れている。


「このネックレスにはとても強い魔力が込められている。どれぐらい強いかというと……」


「まさか……」


ベリルがルビー色の瞳を細めた。

昨日に続き来訪いただけた方、ありがとうございます!

この投稿を新たに見つけていただけた方も、ありがとうございます!!

本日もゆるりとお楽しみください。

このあともう1話公開します!

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