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なんでもかんでもみんなと一緒に

なんでもかんでもみんなと一緒にしようとするから逆に辛くなるんじゃないのかな。


だって私はせっかくダンナと夫婦になれたのにそのダンナは今はもうこの世にいない。もうこの時点で他の人と一緒じゃないじゃない。愛する人と一緒にいられてる人とは一緒じゃない。


だから一緒でなくていいと思う。違ってていいと思う。思うんだけど、やっぱり泣けてきちゃうなぁ……




顔を洗って、ちょっとさっぱりして、気持ちを切り替えて、お風呂から上がる。


観音(かのん)と一緒で、私もパンイチという格好だ。ブラジャーをしないと胸が垂れるとも聞くけど、別にもう垂れたっていいよ。ダンナはそもそもそういうの気にしない人だったし、ダンナ以外に、<綺麗な私><可愛い私>を見てもらいたい相手もいない。観音(かのん)はそういう相手じゃない。


その観音(かのん)は、私と一緒に見るためのアニメを、一時停止させて待ってくれていた。彼女も私と一緒に見たいんだ。


『私と一緒にアニメを見たいから待っててくれてる』


もう本当に些細などうでもいいようなことかもしれないけど、人間関係って結局そういう些細なことの積み重ねだよね。よく言う<性格の不一致>とかも、何だかんだで些細でなんてことない部分が積み重なっていった結果として、『もうこの人とは一緒にいられないな』って感じるようになることなんだと思うよ。


他人から見たら『なんでそんなことで』って感じるくらいのつまらない<伴侶に対する不平不満>を口にする人もたくさんいるけど、それって結局、そのピンポイントが気に入らないんじゃなくて、それまでの積み重ねがあって、そんな細かいことが、つまらないことが、どうしようもなく気になってきちゃうんだろうね。


そういう細かい部分の些細な部分のすり合わせができないことこそを、


<性格の不一致>


って呼ぶんだろうな。


私の場合、ダンナとの結婚生活はたった二年ほどしかなかったからそもそもそういう積み重ねがなかったことで、今でも旦那のことをこんなに愛していられるっていうのもあるのかもしれない。


知り合ってから実際に結婚するまでは十年以上あったけど、なんだかんだ言っても、結婚する前の期間って、結婚してからのそれとは違うよね。


『あばたもえくぼ』


って言葉もあるくらいで、ちょっと好ましくない部分があったって、大して気にならなかったりもする。だけど結婚して<家族>になって冷静にいろいろ見られるようになってくると、それまで気にならなかった部分も気になってきちゃったりする。それどころか、結婚前は<美点>に見えてた部分が、逆に<一番嫌いな部分>にさえなったりもする。


そういうことなんだろうな……



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