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第6話:降臨

しばらくして俺が目を開けると、そこには森が広がっていた。恐らくここは下界……だと思う。


それにしても、何でこんな所にゲートを作ったんだよ!!


目立たないような場所にゲートを作ったのは良い判断だと思うが、さすがに森は広すぎる。動くのが嫌いな俺にとって地獄だ。


とにかく、こんな所にずっといる訳にはいかない。地図を開いてどこに行くか決めるとするか。


全世界自動地図ワールドオートマッピング


……あれ?おかしい。何も起こらない。いつもなら頭の中で地図が展開されていくはずなのに。


とりあえずステータスを確認するか。下界に降りたことで何か変化があったのかもしれない。


それにしてもステータスを確認するなんて何年ぶりだろう。


俺は小さく「ステータスオープン」と呟いた。別に呟かなくても確認できるが、少し言ってみたくなった。


さすがに「いざ、ステータスオープン!!」みたいなカッコつけたようなセリフを言う度胸は無いけど。




[名前]:アイン

[種族]:人間

[年齢]:9歳

[性別]: 男

[職業]:無職

[レベル] ---

[HP] ---

[MP] 《魔力:--- 神力:10(---)》

[物理攻撃力] ---

[物理耐性] ---

[魔法攻撃力] ---

[魔法耐性] ---

[素早さ] ---

[運] ---

[魔法]全属性魔法(火、水、風、土、雷、氷、光、闇、無)※(盗聴(ワイルタッピング):封印済み)

[称号]最高神、創造神、加護を与えるもの

[スキル]

創造

全知全能

全魔法の心得

全武術の心得

無限の成長




うん、相変わらずステータスがカンストしている。これじゃステータスの意味が無いよな。


神の間でも序列はあるので一応ステータスは存在するのだが、神はあまりにも力が強大すぎて数値化できない。これは後で改善しておくか。


ともかく理由はわかった。

下界に降りる前に神力を抑えていたからだ。


さすがに神力10では全世界自動地図は使用できない。確か神力だと1000ぐらい必要だったはず。


代わりに魔力を使って使用するしか無さそうだな。しかし問題は魔力を使った事が無いという点だ。


いつも神力さえコントロールできれば暮らしていくうえで問題は無かったので、魔力というものを感じたことが無かった。


魔術神ビリーならその程度お手の物なのだろう。神界にいた頃に少しは教えてもらうべきだったか。


いや、今更後悔しても仕方がない。

何か良い方法は……ん?


そう言えば全知全能とかいうスキルがあったような気がする。このスキルを使えば魔法を使えるんじゃないか?大分前に使ったものなので詳しくは覚えていないが。


早速スキル欄を見ていく。


「……お、これか」


スキル欄から「全知全能」を見つけた。正直、その上にあった「盗聴(ワイルタッピング)(封印済み)」の方が気になってしょうがない。


どうせこれはダリルの仕業だ。

恐らく俺に聞かれたくない話でもあるのだろう。


聞いてみたい気持ち半分、聞きたくない気持ち半分だが、俺は耳が痛くなるような話を聞くのは嫌いなのでここはあえて聞かないことにする。


盗聴(ワイルタッピング)」の封印は一応解除しておいたが、まあしばらくは使わないな。


それよりも今は全知全能について、だ。これはスキルであって魔法では無いので自由自在に使うことができる。


取り敢えず使ってみるか。


(全知全能)


……ん?何も変わった感じがしない。


(全知全能ってどんなスキルなんだ?)


そんなことを心の中で考えていると、頭に無機質な声が聞こえてきた。


(Answer,全知全能はこの世界の全てを知ることができるスキルです。このスキルを使うことができるのは世界で創造神様のみです。)


なるほど、どうやらこの男か女かよくわからない無機質な声で簡単に色々な情報を教えてくれるらしい。


(Answer,私の性別は、男、女、その他から選択可能です。)


へぇ~というか、その他とは一体何なのか気になるが……面倒くさいので現状維持でいいとしよう。


(Answer,かしこまりました。)


それで、魔力はどうやって操ればいいのだろう?


(Answer,全知全能により、魔力の流れを感じることができます。魔力の流れを感じますか?)


(もちろん)


正直ここまでこのスキルが万能だとは思わなかった。というか、このスキルさえあれば何でも出来そうじゃないか?


(Answer,全知全能ではサポートをすることは可能ですが、魔法や武術といった技術は元からの才能の問題であるので、全て出来る訳ではありません。)


まあそれは納得だ。


例えば魔法の場合、適性属性が闇なら、それと相対する光を習得するにはとても苦労する。


実際に神であってもどうしても得意不得意は存在するし、それこそ闇の最高峰魔法と光の最高峰魔法を両方とも使える神は聞いたことがない。


()()()()()


……ん?そういえば何だか体に違和感を感じる。体の中を、少し温かい()()が循環しているみたいだ。


(Answer,体内にみなぎる温かい力が魔力です。)


これはすごい。あっさり魔力を感じられるようになった。


しかも想像以上にコントロールが楽だ。こんな短時間で魔力をコントロールできるのも全知全能のおかげなのか?


(Answer,短時間で魔力をコントロールできるのは「無限の成長」の為です。)


そういえばそんなスキルがあった気がする。スキルが万能すぎて全く困らないな。


まあそれはおいといて、本題はどうやって魔法を使うのか、だ。


(Answer,体内に流れる全魔力に意識を集中させ、充分に集中力が高まったタイミングで脳内で魔法を唱えてください。「全魔法の心得」があるため、無詠唱でも簡単に魔法を発動することができます。)


なるほど、これなら簡単だ。


全世界自動地図ワールドオートマッピング


……おお、確かに地図が脳内に現れた。今俺がいるのは死魔の森という場所らしい。


なんて物騒な名前なんだ。一刻も早くこの森から脱出したい。


ここから一番近いのは……ストラという街みたいだな。恐らく歩いたら2日程度で着くだろう。


転移したら面倒くさいことになりそうな予感がするうえに、特に急用がある訳ではないので歩いていくとしよう。


ストラは冒険者の街らしいので、この世界の色々な情報を聞けそうだ。


俺は期待に胸を膨らませ、ゆっくりと歩きだした。

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