1
更新遅れてます。気まぐれでやってるのですみません。この主人公の時は数字。前話の主人公は言葉でやっていきます。
俺の名前は、暮山暁人。高校2年だった気がする。
俺は幼い頃両親が事故に遭い死んだ。両親にも親はいなかったため、唯一の親戚が世話をする事になった。はじめは優しかったが両親が残した財産が減るに連れて暴力を振るわれ始めた。そして、小学2年の頃その親戚は俺を残して夜逃げした。後から知った事だがその親戚は、本当の親戚ではなく、俺の両親に借金をしていた赤の他人だった。一夜にして、全てを無くした俺はその日泣き喚いた。
気付いたら女性に抱き締められていた。知らない場所、知らない部屋、知らない人。何が起きたのか分からなかった。不安で押し潰されそうだった。
「いいんだよ泣いても。」
そう彼女の声が聞こえた。それだけで不安で押し潰されそうだった俺の心は救われた。笑いたければ笑えばいい、でも俺はその言葉で救われたことは確かだ。そして俺は思う存分泣いた。
次の日、俺がここに来た理由を聞かされた。ここは【世界防衛機関第八本部】と呼ばれる所で、世界中で起きている災害、戦争、疫病等から人々を守る仕事をしているらしい。彼女はここの責任者で、今は日本で活動しているらしい。
「それで、とある事情があって貴方の両親、あ!夜逃げした方じゃない方の親ね。でも、会いに来たら事故で亡くなってて…。でも、貴方がいてくれて良かったわ!と言うのも、その事情が君もこの組織に入れることだったの。本当はちゃんとした試験を通さないといけないんだけど君の両親には貸しがあってね。」
なんでも、俺の両親はその組織に入って俺の事を身籠った時に抜けたらしい。そして、将来は俺の教育をして組織に入れる予定だったそう。
「探すのに苦労したんだから。さて、では改めて言うわ。暮山暁人くん。私達の組織に入らない?」
俺には何もない。でも俺は、
「はい。よろしくお願いします。」
彼女が必要としてくれるのなら、彼女の力になりたい。
******
「夢…か…。」
また、同じ夢。あの俺は死んだのに何度も見る夢。
「主。そろそろ時間です。」
「あぁ。すまない【セリス】。今行く。」
俺には過去を振り返る事は今はできない。俺にはこの場所を守る義務があるから…。