真珠湾攻撃
改めてブックマークして下さった読者の皆さま有難うございます!
文才がかなり低い作者ですがこれからも宜しくお願いします。
第八任務部隊に緊急連絡が届く前、真珠湾。
今、各旧式戦艦や輸送船団はボイラーに火を入れ、 出港の時を待っていた。
陸ではマリアナ攻略、フィリピンへの増援である海兵隊と陸軍部隊が輸送船に乗り込もうと準備している。
「全くよジャップめ、なにもこんな朝早くから開戦するとことねぇだろ」
戦艦オクラホマの艦上で水兵Aが愚痴る。
「だいたいなんで合衆国に宣戦布告する必要があるんだよ」
腕をグルグル回しながら怠そうに言う。
「おいおいもう開戦してるんだ気が抜け過ぎじゃないか?」
そう言うのは水兵B。
「大丈夫だってハワイまで来れる艦なんてジャップが持っているハズは・・・ん?」
ヒュュュュウ
「誰だ?口笛吹いて・・・」
水兵Bが言い終わる前にフォード島飛行場で大爆発が起こった。
「なっ、なんだ!?」
爆発は一つだけではなくいくつも起こっている。
さらにフォード島だけでなくヒッカム飛行場でも爆発が起こっていた。
「いったい何が起こっているだ・・・」
「おい、あれッ!」
水兵Bが指差す方向を見ると航空機が一機、海面スレスレでウエストバージニアに向かっていた。
何をするつもりだと思っていたらその機体には魚雷が抱えられていたのだ。
航空機は魚雷を落とし上昇してウエストバージニアの上を通りすぎる。その瞬間水兵は航空機の国籍マークを見て叫んだ。
「ジャップだッ!!」
そしてウエストバージニアに水柱が立った。
雷撃の神様こと村田重治少佐はウエストバージニアに水柱が立ったのを見てよしと頷いた。
魚雷は海底に刺さることなく標的に命中した。
通常雷撃は高度百メートルで行い、投下された魚雷は五十メートルまで沈んでから設定された深度まで浮いて目標に向かうのだが真珠湾の水深はたった十二メートル。これでは海底に魚雷は突き刺さってしまう。
そこで魚雷の改良で対応しようとした。しかしそれでも限界があり、どうしても真珠湾内で雷撃ができないと思われたが、魚雷の改良がダメなら雷撃高度を低くしてはどうかと言うこととなり、計算上では高度十メートルで雷撃は可能ということだった。
なのだここでも問題があった。
それはいくらベテランパイロットでも高度二十メートルが限界といわれていたのだ。
無茶だがやらねばならない。雷撃隊は猛特訓の末、海面スレスレまで高度を下げられるようになった。
そして今、特訓の成果が発揮されるのである。
対空砲火をものともせず、次々と雷撃隊が高度を下げて雷撃を開始、多数の水柱が立つのであった。
雷撃の話は昔、立ち読みで魚雷の改良ではもう無理だから雷撃の神様である村田少佐に相談して水深十メートルの雷撃は可能かと聞いて実際にやってもらったらできたから真珠湾でも雷撃ができることになったとか。
正直この本を買おうとしましたがその時に持ち金がなくて翌日にしようと諦めたら翌日その本が無くなっていました。
半年以上も前の話なので間違っていたらすみません。