《スピード狂について》
世の中にはスピード狂という方々がおられまして、とりあえず車やバイクに乗り、スピードを出せればアドレナリンが上がるとい人種で、そういったものに幸せを感じてしまうという人種で、まぁ、まず、俺はこういった人間では無いわけだ。
どーも。
小説の神様です。
まぁ、小説の神様ではある俺ですが、26になった今でも免許等1つも持っておらず、今後も特に取る予定等は無く、日本などといった、こんな狭い島国など、チャリンコ1台あれば十分で、特に不便ではなく、また、そんなものには全く興味が無く、これは昔っから本当に全くと言って良いほど興味が無かった。
それでも原付きくらいは格好付けて乗った事くらいはあり、珍しい話では無く、中学や中学を卒業した辺り、ちょっと元気の良いヤツなんかは特に、先輩などが車なんかを持っており、友達なんかは「スゲーっすね!ぎゃんカッケーすねー!(熊本弁で「すげーカッコ良いですね」的な意味)などと、車をジロジロ見渡し「乗って良いっすか」などと車の運転等と、別に少し勉強すれば先輩に教わらなくともすぐに分かる様な操作方法を先輩に教わり、その先輩も、別に自分で作ったわけでは無い車についての、やはり自分で編みだしたわけでは無い操作方法を得意気に教え込み、友達は「うわぁ~」「すげ~」「おもしれ~」などと、ハシャガれておったが、俺はそんなものには何1つ興味が無く、そんなものの運転を覚える暇があるなら、みんなで「自分以外の男が世界中から突然消えたら俺めちゃくちゃモテまくりじゃねー?」といったどうでも良い話をしている方がまだアドレナリンが上がるわけで、しかし、男は車やバイクの話が好きなヤツがケッコーおり「シャコタンっすか!いっすねー!」と、シャコタンがなんなのかは知らないが、とりあえずシャコタンが良いという情報だけは自然に覚えてしまったので、車の話題になったら、とりあえず「シャコタンっすか?」と、シャコタンかどうかだけは聞いてみる事にしている。
こう質問すれば、大体向こうはコイツはなかなか車について分かっているヤツだ、と勝手に決め付け、その後はマフラーがどうちゃら、エンジンがどうちゃらと、シャコタン以外の事を楽しそうに話出すので、まぁ、長い付き合いにならない様な人間であれば、こんな感じで対処はする様にしている。
実を言うと2年程前に1度だけ、自動車学校などと言われる学校に行った事はあるが、やはり面白くは無くすぐに帰って来てしまった。
俺自身、学校なんてものは、小学といわれる所や、中学等といわれる立派なものをちゃんと卒業しているわけで、ハタチを越えた俺が今更教わる事など何1つ無いのだが、教習所の先生方の中には、まぁ、車の運転が出来るくらいで何の先生かは知らないが、これまた自慢気に教え、それだけ運転が好きならFー1レーサーかタクシーの運転手をやっていれば良いわけで、そんな奴等から教わる事など何も無いわけだが、コチラがふざけているとヒステリックに騒ぐヤツもいるわけで、教習所の先生と、音楽の先生に関しては、何故かヒステリックな人間が集まりやすく、音楽の方に関しては、10代から20代の最初の方までバンドなんかを組んでおり、今でもたまにギターを弾き、作詞作曲等をしたりする俺でさえ『ズガイコツに響く感じ」といった意味は全く分からず、クラスコンクールの練習などをさせ「さっきより良くなった」『悪くなった』等と言われた所で、そんなものは分からず、『音が突き抜ける感覚』などは今でも分からず、これまた勝手に、あなたはソプラノ、あなたはアルトと自分の好きなパートーも選ばせてもらえず、あんな事をさせるから音楽といったものが益々楽しくないものになってしまうわけで、幼稚園の様に、咲いた~咲いた~と大声で唄えば全然オーケーで、それは車の教習所も同じ事である。
「そこは左」「そこは右」と自分の行きたい道も選べず、線路の前で車を停めさせ、窓を開けさせ、電車の音の確認など、実践しているヤツなどおらず、「右よし!左よし!」と確認した後、前に進めば、今度は右から何かが飛び出す可能性も完全に無視は出来ないと思ってしまい、車に乗る前のシキタリチックなミラーの確認や、車の下に何か隠れていないかの確認など、あんなもの更に見た事は無く、合宿というスタイルで自動車学校にご入学されてた俺は、そこで出逢った仲間達と窓の外から、シッカリ確認してやったのだが、やはり教習所の先生もやってはおらず、もうその日から教習所の先生の言葉には説得力が無くなったしまい、辞めてしまったというわけだ。
まぁ、どちらにせよ車の運転自体が面白いものだとは、やはり思えず、車の運転がしたい場合いはマリオカートをしてれば良いわけで、俺のヨッシーに勝てるヤツ等はそうそう居るものでは無く、マンガイチ事故った場合いも、リセットボタンを押せば良いわけで―と、そんな事を書くと、頭の固いオッサン辺りが「これは、今の若者に見られがちな現象ですね。この様にゲームと現実がゴッチャになり、ゲームの様な感覚で人を殺しているのでしょう」等とわけの分からん理論を言うヤツが現れ、まぁ、そんなもんゲームでいくらゾンビを殺した所で、その後、自宅を飛び出し人を殺し「あ!ミスった!ゲームじゃなくて現実だった!」等と、そんなバカなヤツは1人もいない訳で、そんなバカなヤツには、そもそもゲームをする能力など無く、ずっと1ー1の最初のクリボーに当たって死ぬヤツばかりで、そんなヤツに人を殺すなどという考えは無く、人を殺すのは悪いヤツの1点張りで片付けてしまい、人を殺した後の裁判で「神からの指示でやりました」くらいの事をほざいていれば精神病と思われ、許されてしまい、刑務所には入らないで良いなどと思っている様な浅はかな考えをするヤツで、勿論そんなヤツに車の運転が出来るわけも無く、とにかく俺はスピード狂では無いわけである。
文字以外はね…。
ヒャッホーー!!!