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しょうもない掌編集  作者: 三咲 美月


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おばあ

電話が鳴った。

老婆がそれを取る。


「もしもし、ばーちゃん?

オレ、オレだけどさー、わかる?」

「あー、ワンくんねぇ?」

「そうそう、電話番号変わってさぁー」

「そうなの?

声がちょっと変だねぇ」

「風邪ひいちゃってさ」

「あきさみよー、でーじやったさー」

「ばーちゃん聞いてよー、この間お金落としちゃってさー、ちょっと貸して欲しいんだよねー」


「わんやいびーんやー?

じんうとぅちねーんぬやいびーんやー。

うれーでーじやいびーたんやー。

でーじんかえーないびらんたが?」


「………………。」

ガチャ…プー、プー、プー…

あきさみよー、でーじやったさー

→あらまぁ、大変だったねぇ


わんやいびーんやー?

→「俺」だよね?


じんうとぅちねーんぬやいびーんやー。

→お金を落としちゃったんだ?


うれーでーじやいびーたんやー。

→それは大変だったねぇ


でーじんかえーないびらんたが?

→大事には至らなかったかい?

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