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安室高校から金串の自宅まで、自転車で30分ほどかかる。それはあくまで"自転車"を使った場合だ。あろうことかこの距離を金串は走って帰る。これが金串にとっての練習の一部分なのである。

夜9時に練習を終えても更にこの男は疲れた身体に鞭を打つ。金串のこのストイックな姿勢こそが、逆方向にもホームランを打てるほどの強靭な下半身をつくっているのだ。


何らペースを崩すことなく、大きなカバンを背負いながら走り終え、帰宅した金串は自宅に帰るなりバットを持ち出し、すぐさま家を飛び出す。向かった先には、小さな公園があった。





そこで金串は素振りを行う。回数は規定していないが、日付けが変わるまで全力で降り続ける。


金串がバットを振る度に、ブンっというものすごい音と共に、



ウン!ウン!ウン!


ウン!!ウン!!ウン!!


ウン!!!ウン!!!ウン!!!


ウォゥ!ウォゥ!ウォゥ!


と野太い声が漏れる。こうして徹底的に身体をいじめ抜いた後、汗だくになりながら帰宅する。

更に衝撃的な事に、金串のトレーニングはこれで終わりではないのだ。大盛りの夜飯を平らげ、風呂に入ると1時間、体幹トレーニングや筋肉のトレーニングを行う。

そして深夜2時頃、ようやく眠りにつくのだ。









翌朝の授業中の事である




!!!!!!





「おい、金串!!起きろ!!」









「は、はい」







「金串君、いつも授業中は寝てるな(笑)」







「勉強はからっきしだな(笑)」











授業中の居眠りを、"あの"金串が注意された事で教室から笑いが起こるが、金串の壮絶な毎日を知ったらとても笑う気持ちにはならないだろう。



しかしながら金串の肉体、実績、名声を形作っているのは、他ならぬ金串自身の努力によるものだ。

金串の日々の懸命な努力無くして、今日の金串は無い。

金串とは"努力の鬼"なのである。

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