質問させてもらうね....冒険者?
引き続き読んでいただきありがとうございます
感謝感激雨あられです。本当に
「質問させてもらうね。まず君の名前は?」
「ない...かな。」
「ない...か。不便だから名前つけていい?」
「いい.....よ。うん。」
「じゃあ、エアリス!ラストネームは私のを取ってエアリス・アルフレット。どう?」
「うん。すごくいい。大切にするね。」
「で、エリアスはこれからどうする?」
この家に来るまでのことを思い出し、何をすべきか考える。
「うーん...取り敢えずはお金を集めたかな。ずっとここに居候するのも心苦しいし。」
「そっか...あ、そうだ体力とかって自信ある?」
「う、うん、まあ。」
今まで散々重労働をしてきた為、体力には人並みに自信がある。
「だったらさ、冒険者ってのはどう?」
「ぼ、冒険者?」
エアリスには冒険者というのがあまり分からなかった。
「えーと、冒険者っていうのは色々な人からの依頼を冒険者ギルドで受諾して達成したら報酬が貰えるっていう仕事ね。」
ふむふむと相づちを打つ。
「冒険者になるのはとっても簡単で、ちょっとした個人情報を書き込むだけでいいの。その後は自主的に行動するのみね。それに私、この前登録してパーティがまだいないんだよね。」
「冒険者...やってみたい!」
冒険者になったらしてみたい事を想像する。その中には家を買ってのんびりと生活したり、強大な敵を仲間たちと共に倒したりしている自分がいた。
「オッケー!今日はもう日も暮れるし、もう寝て明日登録しに行きましょう。」
エアリスも窓の外を見ると、外は一面オレンジ色だった。
「今日はこの部屋使ってていいから。また明日。」
そう言うとイリアは部屋から出て行った。エアリスは安心からかその後すぐに眠りに落ちたようだった。