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神々の箱庭  作者: チャーリー フール
第3章 再会
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12話 回想録Ⅰ─指名依頼─

「そう言えばなのだけど黒騎士は名前を滅多に覚えないという噂を聞いたのだけどね、本当なのかだね?」

「あぁ~、まぁうん」

「因みにフォリーは何て呼んでたのだね?」

「脳筋ギルマス」

「ざまぁなのだね!そのままなのだね!」


 猫耳ギルマスはそう言って笑い出す。

 よっぽど嫌いなんだね、何かあったの?

 一頻り笑った猫耳ギルマスは、滲んだ涙を拭いながらふと真顔になる。


「そう言えばなのだけどね、私は何と呼ばれているのだね?」

「猫耳ギルマス」

「私もそのままだったね!」


 いや、それぞれの特徴からきてるもん。

 そのままじゃなかったら逆にめんどくさいでしょ。


「成る程なのだね。では黒騎士、ギルドからの君への指名依頼に入るのだけどね。脳筋ギルマスから君の実績を鑑みて、君を散々こき使って良いとあったのでね」


 あの脳筋ギルマス!余計なことを!

 と言うか脳筋ギルマスて気に入ったのね。


「君には素材回収と、1匹の魔獣の討伐を依頼するのだね。

 詳しく話していく前に、君はテュルコワーズのダンジョンについてどれ程知っているのだね?」

「子供が知ってる常識程度。200階層構造で大半がフィールドダンジョン。150階層以降が未踏破。80階層から先は地形効果地帯で各対策が必要となり、ごく限られた実力者しか到達できない」

「うん、じゃあ詳しい説明をして行くのだね」


 そんなこんなで説明を聞いた所によると。


 1~10階層:洞窟型、出現魔物はゴブリンとかの亜人、人型。ややこしい造りをしていてマッピングが必須。一般的なイメージによくあるダンジョン。


 11~20階層:草原、出現魔物はスライムやラビットなどの小型系。道はなくただ広いフィールドダンジョン。草の丈の高さにより敵を発見しづらい。


 21~30階層:迷路型、出現魔物はオーガ等の亜人系。全面が同じブロックで囲まれていて、見える景色は同じであり、オブジェクトも無いため極めて迷子になりやすい。


 31~40階層:肉食獣系動物型の魔物が出現する。主に猫科、犬科。


 41~50階層:鳥系動物型の魔物が出現する。単体で圧倒する猛禽類も数の暴力で来る集団もある。


 51~60階層:植物系魔物が出現する。食虫(食人)植物、歩行植物、擬態植物が、森林系フィールドから出現する鬼畜層。


 61~70階層:昆虫系魔物が出現する。まず見た目、次に数、最後にデカい。心を折りに来る階層。


 71~80階層:アンデット系魔物が出現する。光の中級属性、聖光の魔法、もしくはその属性が付加(エンチャント)された武器なりなんなりを持ってないと進めない階層。


 81~90階層:灼熱フィールドダンジョン。

 91~100階層:極寒フィールドダンジョン。

 101~110階層:森林フィールドダンジョン。

 111~120階層:湿地帯フィールドダンジョン。

 121~130階層:地底湖フィールドダンジョン。

 131~140階層:砂漠フィールドダンジョン。

 141~150階層:属性効果地帯。

 151階層~:不明


 ていう構成になってるらしい。


「それじゃ、依頼の方にうつるのだね。

 40階層フロアボスのドロップ品のカーディナルウルフの毛皮。

 48階層フロアボスのドロップ品のスカイガルーダの羽根。

 55階層のトレントのドロップ品に59階層のホワイトトレントのドロップ品。

 70階層フロアボスのクイーンビーのドロップ品。

 それから、69階層の攻略、ユニーク個体の討伐を依頼するね」

「多い……」

「1回潜るだけで取ってこれると思うのだけどね。それにアンデットの層は除いてるね」

「まぁ大半がフロアボスのだから最短距離で下に進めるだろうけど。このダンジョンの広さは?」

「随分前に70階層にたどり着いた冒険者は2ヶ月かけてたはずなのだね」

「成る程」


 となると僕の移動方法と照らし合わせて半分に短縮できるかな。

 食料調達とかはしておかないと。


 虫?

 虫嫌いには61~70階層はキツいかもしれないね。でも僕は別に平気な方だからね。

 心配する必要はないかな。


「あぁ、そうだ。冒険者殺しには気を付けておくのだね」


 冒険者殺し?

 何それ初耳なんだけど。


「どんな強者でも躓く魔物を指しているのだね。討伐依頼の対象でもあるのだね」

「う~ん、まぁ虫は苦手じゃないし、大丈夫だと思うよ?」

「だと良いんだけどね……」


 何か凄く気になる言い方……。

 準備はしっかりしておこう。


 ギルドを後にして買い出しに行く。

 まず食料。

 僕の〈空間収納〉はまだ時間停止仕様に至ってないから、長持ちする保存食が必要だね。

 少なくとも70階層まで潜らなきゃいけないのは確定だから。

 潜るのは少なくとも3周間くらいかな?

 10階層毎にセーブポイントがあるから、帰りの心配はないね。

 となると1ヶ月分あれば良いよね。


 乾パン、干し肉、干し魚。

 生の野菜はもたないから塩漬けの物を買って。

 果物はまぁまぁ日持ちするし、干した物もある。


 携帯食もあるんだよ?

 だけどね、定石通り美味しくない。

 硬いし、味が異常に濃い。

 食べてる感じのしない物を食べる食事って虚しくない?

 幸い収入は安定してるし、ティリエで独り暮らしだったから料理もできるから、携帯食は買わない事にしてる。


 食料品の買い出しは完了。

 薬品類も補充しておこうかな。


 ポーション類は今あるので大丈夫だろうけど、毒消しは必要かな。

 傷回復薬も一応。

 魔法は使えるけど、MPを温存しておきたい場面とかではよく使えるからね。

 後必要なのは……情報か。


「おじさん、冒険者殺しって知ってる?」


 お金を払いながら、冒険者御用達の薬屋の店主に聞く。

 冒険者がよく利用する店だと、その冒険者達から得た情報で、店員や店主は情報通なんだよね。

 情報収集するんだったら、そういう店を見つけるとゲットしやすいんだよね。

 情報料も結構するけど。

次回の投稿は2/4の予定です

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