表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神々の箱庭  作者: チャーリー フール
第2章 はじまり
30/99

19話 領主さんは強い

 あ~、ユニークスキル3つも持ってれば、目つけられるかな。


「スバルのスキルと、異世界人である事と、私の知り合いであること。この3つが原因ね」


 ん?

 前2つはわかるけど、最後のはどういうこと?


「私も目をつけられているもの」


 ふーん。

 何かイラッとした。


 領主さん、シェイルにも目つけてるんだ。

 シェイルもコレクションにしようとしてるんだ。

 ふーん。


「ス、スバル?」

「ん?どうかしたの?」

「どうかしたのって、殺気立ってたわよ」


 そうだったんだ。

 何でだろう。

 ……まぁいっか。


 ユニークスキル5つ持ってる転生者のシェイルが目をつけられない方がおかしいかな。


「とりあえず戦う時、敵の事はよく知っておいた方がいいと思うんだ」

「あ、敵認定なのね」

「うん、というわけで教えて」

「まぁ教えるつもりだったからいいけど……。領主メカルト・マール。年齢、600歳。HP、MPは共に5000越え、固有スキル2つととユニークスキルを1つ所持。単身でSランクの魔物、複数体を圧倒できる実力の持ち主。職業は領主。種族は妖精族。ステータスはざっとこんな感じかしら?詳しくは知らないけど」

「えぇ~、え、う~ん」


 ちょっと待って。

 何かかなり凄かった。

 年齢もHP、MPもスキルも。


 600歳て。

 600歳て何だろう。

 聞き間違いかなぁ~。


 HPもMPも普通の人の10倍軽く越えてるし。

 それ以前に妖精族って、人でもなかったし。

 これ勝てなくない?

 敵認定は変えないけど。


 現実逃避として別の事考えよう。

 例えば妖精族の600歳て人間で何歳なのかな?

 想像つかない。


「妖精族は、寿命の無い精霊族と、人間のハーフよ。寿命は3000歳くらい。600歳は人間でいうと20歳くらいね。彼は母親が光精霊だから、光精霊の加護と、固有スキル〈精霊眼〉を所持しているわ。ユニークスキルは〈精霊術─光の子〉よ」


 なんと言うかもう、色々と凄かった。

 僕の周りって強い人しかいなくない?

 僕チートな方だと思うけど、霞んで見える気がするよ!

 ……まぁいっか。


「〈精霊眼〉と〈精霊術─光の子〉について詳しく知ってる?」

「えぇ、前調べたことがあるから知ってるわ。固有スキル〈精霊眼〉これは妖精族の種族固有スキルよ」

()()眼なのに妖精族の固有スキルなの?」

「普通の精霊が持つ瞳をスキルとして、その子が使えるものなのよ。機能は魔と精霊を見る“光の瞳”。また、親精霊と同じ属性の魔を操る“操魔”。彼の場合は光ね」


 魔?

 魔力の事だったかな。

 魔法を使う時、体内で魔力に属性を与える前の零の状態?を魔って言ったはずだよね。


 コクリと頷くシェイルを見る。

 正解みたい。


「ユニークスキル〈精霊術─光の子〉これは精霊術が使えるスキルね」

「精霊術ならシェイルも持ってたよね〈精霊術─属性の主〉て」

「えぇ、精霊術とは精霊の霊力を魔力の代わりに使用して術を行使するものよ。魔術と似ているけど、精霊術の方が大規模だし、ほぼ無限に使えるわ。当然精霊と契約しないと使えないし、強制の契約や絆が薄い場合は、上手に使えなかったり、連発することができないわ。普通の精霊術を使える人でも、1日3回くらいね」


 そもそも精霊と契約できる人の数が少ないから精霊術を使える人自体、希少だよね。

 精霊についてはあまり詳しくないけど。


「シェイルは何回?」

「私は……万全の状態で10回行けるかしら?彼は7回ね」

「わぁお」


 2人とも普通の人の倍使えてる。

 それだけ精霊との絆が深いのかな?

 でも、人が苦しんでるのが好きな領主さんを好きな精霊っているのかな?


「じゃあ光の子っていうのは?」

「その部分は契約している精霊によって変わるわ。彼は光精霊の子で、かつ光精霊と契約しているから、光の子、という風になっているのよ」


 じゃあシェイルは属性の主ってことは、複数契約してるのかな?


「まぁ、そうね」


 珍しく歯切れの悪い返答。

 まぁ複数の精霊と契約してるのって凄く珍しいだろうし。

 当然かな。


「最後に直接戦闘には関わらないけど、もう1つの固有スキル。〈領主〉これは、一言で言えば相当特殊なスキルね。称号にかなり近いスキルよ。7歳の洗礼式の時点で領主や王、他には勇者や聖女の候補とされた場合、〈~の卵〉というスキルを獲得するわ。その卵が孵化、つまり、それぞれの職業足り得る器の持ち主となった場合、その地位につけるわ。だからこそ、創成期からの国がまだいくつか残っているの」


 この国もその1つだったね、確か。

 でも、それじゃあ領主さんも領主の器を持ってるって事なんだよね。

 不思議だねぇ。


「機能としては“思考加速”や“並列思考”といった演算系のものが入っているわ。これに関しては持っている人によって違うから詳しくは知らないわ」


 それだけでも十分すぎる能力だね。

 武においても学においても優秀だね。


「そういやシェイルは貴族でしょ?領主さんはどうやってコレクションにしようとしてるの?」

「婚姻よ。まぁ貴族を囲い込むならそれが妥当でしょうね」


 へぇ~。

 ……何か凄くモヤモヤ?する。

 今日は今後の事、考えられなさそうだなぁ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=985246456&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ