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神々の箱庭  作者: チャーリー フール
第2章 はじまり
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18話 シェイルだから

スバル視点です

 わーびっくりした。

 手早く着替えて、さっきのシェイルの早着替え、どうやったのか聞きに行ったら、ここの領主さんがいたんだもの。

 びっくりしない方がおかしいよ。


 あー、そういえば前、シェイルが貴族と接触しないように言ってたっけ。

 領主は貴族だよねー。

 うーん、会っちゃったんだから仕方ないよね。


 話す事があるって言われたから客室に戻ったけど、何の用だろう?


 いや、それよりも早着替えの方が気になる。

 というわけでシェイル、答えを!と振り返る。


 半年間、魔法の特訓以外の事も結構してきたから、スキルも色々ゲットできたんだよね。

 〈気配察知〉て言う戦闘スキルを獲得したから、シェイルが部屋に入ってきたことが振り返んなくてもわかったんだ。


 この世界のスキルはLvが上がるわけではないけど、経験値が少しずつ溜まっていくんだ。

 で、経験値が溜まるとそのスキルでできることが増えていく。


 〈気配察知〉の場合だと、だんだん誰の気配かがわかるようになったんだ。

 隠してたり、薄い気配も察知できるようになったんだ。

 なったんだけど。

 なったんだけどー、シェイルの気配もここのメイドさんの気配も、相当経験値溜め込まないと中々察知できなかった。


 全然気付けなかったんだよ。

 ふと気付いたらそこにいたりするんだもの。

 かなり怖かった、ここのメイドさん達。


 僕はユニークスキルで〈習得率上昇〉て言うの持ってるんだけど、経験値が溜まりやすい“獲得経験値増加”と、スキルを進化させやすい“スキル進化”て言う機能付きなんだ。


 それのお陰で〈気配察知〉経験値はどんどん入ってきたから、僕のスキルって結構高レベルなんだよ。

 それでも察知できるようになるまで時間かかったんだよ。

 ここのメイドさんて、本当精鋭だなぁ。


 そのメイドさんと同じレベルのシェイルも凄いから。

 シェイルだからか、何となく来たな、ってわかるんだけど、気配の薄さって時々メイドさん以上になったりするんだよね。


 こういう風にできることがだんだん増えていくんだけど、増えた機能はプラクエで見ることができるんだ。

 のだけど、確認しなくても、使っていると何となくわかる。


 なんかもう、ぼんやりとわかるんだよね。

 詳しくわかんないんだけど、前にシェイルに聞いたら、自分の体の動かせる範囲が自然とわかるように、魂に刻まれたスキルの機能がどのような力を発揮するのか、自然に理解できる、とのこと。


 全くわかなんかった。

 本能的にわかるのかな?

 というか魂っていう概念あったんだ。


 シェイルは若干呆れたような顔をしながらこたえてくれた。


「空間魔術で時間を止めた亜空間を作って、そこで着替えただけよ。冒険者の真似事もやってるから早着替えは得意な方なの」

「予想に反して高度というか、原始的というか」


 時間を止めた亜空間なんて作れるんだ。



「まぁ、早着替えはおいて。彼と会ってしまったからには、スバルに話しておかないといけない事があるの」


 彼?

 さっきの領主さんの事かな?


「そう。単刀直入に言うならば、彼と会うときは必ず警戒をして」


 え?

 普通の人っぽかったよ。


「そうね、最初はそう見えると思うわ。でも、私からすればあの人は悪意の塊としか言いようがないわ」

「そうなんだ。じゃあ気を付けなきゃだね」

「…………」


 どうしたの?

 急に黙って。


 シェイルが頭痛がする、とでも言うようにこめかみに手をやる。


「スバルの将来が心配だわ。こんなにも簡単に人の言う事を信じて、しかも悪意のある事なのに……」

「他の人だったら疑ったりするけど、言ったのはシェイルだからね」


 シェイルの言う事だったら無条件で信じれるよ。

 こういう風に、シェイル至上主義の発言はしょっちゅうしてるから、いつもと同じように若干照れた笑いをくれた。

 可愛いな~。


「でも人を疑うのは大切よ」

「はーい」


 まぁ確かに、しっかりと正しい事か否かを見分けられるようにならないとね。


「ところで、どうして領主さんが悪意の塊のな?」

「好きなものが他の人が苦しむ顔だからよ」

「……アウト、だね」


 凄い趣味の人がいる。

 そういうのが好きな人っているんだ。


「あと、彼は優れている人を集めたがるわ。特殊な能力を持つ人も」

「へぇ、人をコレクション。凄い趣味だね~、領主さん」

「スバル、さっきから平然としてるわね」

「実感がわかないのと、人の趣味を尊重する主義で半々」

「あの趣味は尊重しない方がいいと思うわ」

「まぁそりゃそうだよね。僕もそう思う」


 苦しめられる人やコレクションされる人が可哀想。


「実感がわいてないスバルに1つ。彼はスバルにも目をつけているわよ」


 え゛そうなの?

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