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神々の箱庭  作者: チャーリー フール
第2章 はじまり
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16話 半年

スバル視点です

「どう?シェイル」

「そうね。ほぼ完璧なんじゃないかしら」


 やった!

 こんにちは、異世界転移経験者のアキヤ・スバルです。

 現在は魔法を練習してるんだ。

 最初に習得した【火砲】は簡単なものだったから1発で覚えれたけど、難しい魔法だと、魔法陣は覚えても上手く書けないっていう問題にぶつかったんだよね。


 初心者が、すぐに回路を組み立てて、難しい……モーターカーとか?を簡単に作れないように、魔法陣をすいすい書けないのは当然だけどね。


 僕の場合〈世界の図書館〉で覚えることはできるけど、上手に書けないんだよね……。

 まぁ難しい方はコツコツ努力するという事で置いといて、今は簡単な魔法の方。


 1発で覚えることができた【火砲】だけど、お世辞にも上手とは言いがたい。

 特訓してきたからわかるけど、魔法陣が綺麗な円を書いていなかったり、魔力が均一じゃなかったりしてるんだよね。


 僕の目の前に完璧な人が2人もいるから尚更だね。

 そう、2人。

 僕の師匠エディ婆と、後、シェイル。


 シェイルは魔法が使えないって言ってた。

 でもその代わりに、魔術ってものが使えるんだって。

 魔術は魔法の上位、というより魔法が魔術の一部みたい。


 色々事情があって、魔法が使えないシェイルが、魔術を使えるってことを聞いて、見せてもらったのはすごかったなぁ。

 【火砲】に似たような魔法陣が凄いスピードで、歪みや歪みなく、芸術みたいにできたんだから。

 僕が見せてもらったのは、昔【火砲】を見たシェイルが、色々手を加えて作った、オリジナルの物なんだって。


 で、そのオリジナルの芸術みたいな魔法陣がすごかったから、僕も自分の魔法陣を綺麗にしようと試みたんだ。


 シェイルが普通に呼んでいるから僕も呼んでいる回路──つまり魔方陣──の歪みや、無駄を省いて綺麗なものを作ろうと半年間特訓してきたんだ。

 そう、半年。


 もう冬になったんだよ!

 ちなみにココは少ししか雪が降らなかった。

 かなり温暖な所なんだね。


 あと半年間ココで過ごしていたから、ゲットできました!

 生活スキル〈言語習得〉!

 無事進化させる事ができたよ。


 お陰で異世界語を習得できたから、ペラペラ話せるようになったよ。

 なんか〈言語習得〉を獲得したら、ずっと前から知ってたみたいに、スッとわかるようになったんだよね。

 ファンタジーだね。


 まぁ、半年間の特訓のお陰でたくさん魔法を習得することができたよ。

 まず、この世界には15の属性がある。

 基礎属性の火、土、風、水。

 自然属性の雷、氷、木。

 要属性の重、毒、芸、空間。

 特殊属性の光、闇、心、無。


 なんで要属性に毒があるのかわからないけど、これであってるはず。

 僕が得意なのは火。

 逆に苦手なのは心。心は精神系の魔法らしいから、確かに僕と相性悪いかも。

 適正は全部あるみたい。


 半年間特訓した成果はあったみたいで、相当綺麗な回路を作れるようになったと思う。

 それこそ、世界最高峰のレベルであるシェイルにお墨付きをもらったんだもの。


 ただまぁ、1つの魔法を極めるのにここまでかかるとは……。

 シェイル曰く、これくらい極めることも一生かかってできるか、できないかのレベルらしいけど。

 とりあえず、得意な火属性だけでも完璧にしておきたいなぁ。


「そういえば、スバルはしたいことはあるの?」


 綺麗に回路を作れた事だし、と言うことで、今日の練習を切り上げてあの暗~い通路を歩いていると、シェイルがそう聞いてきた。

 したいこと?


「普通の異世界から来た人は、無双したい!とか、スローライフを送りたいなぁ~、とか考えるでしょう?スバルはまだ決めてないような気がしたの」


 そういえば……確かに。

 異世界に来てからすぐココに来て、安定生活を送っていたから見事に忘れてた。


 これからかぁ~。

 確かにステラ邸に居候するわけにもいかないし……。


 でも、あそこを離れること、全然考えてなかったなぁ。

 仕事も探さなきゃいけないし。

 先の事を考えると結構大変だ。


 仕事は一応あるにはあるけどね。

 エディ婆の店で働いているから。アルバイトみたいな感じ。


 少しお給料もらってるから、シェイルにもらったおこづかいは無事返せたよ!


 そういったことを考えていると、いつの間にかステラ邸についていた。


「シェイル様!よかった、至急お耳にいれたいことが」


 門兵君がそう叫んでいる。

 ゆっくり考えられなさそうだなぁ……。

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