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神々の箱庭  作者: チャーリー フール
第2章 はじまり
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15話 初めての魔法

スバル視点です

 僕がエディ婆の後ろについて、狭く暗い通路を歩くこと数分間。

 数分間も歩けるほど、この店の奥行きって広かったかな?


 というか暗すぎでしょ、怖いよ。

 この通路、目凝らしたら、見えちゃいけない物が見えてきそう。


《生活スキル〈暗視〉を獲得しました》


 ?何?

 合成された声みたいなのが聞こえてきた。

 機械みたいじゃなかったな。

 男性の声に近かったかな?


 あ、待って。生活スキル〈暗視〉を獲得、て言ってた?

 もしかしてスキルを獲得したってこと?

 じゃあ、あの声はシェイルが言ってた〝声〟って事かな?


 プラクエを確認してみると、確かに生活スキルが1つ増えてる。

 〈暗視(new)〉って。


 暗視って事は暗い所が見えるようになる?

 そう思って周りを見渡してみると、ぼんやりと通路が見えるようになっている。


 あれ?足元見ると少し下り坂になってる?

 そう気付いた瞬間、視界が急に開けて光でいっぱいになった。


 広!

 そこには白い壁に囲まれた広い空間が広がっていた。

 首が痛くなりそうな高さ。

 走れそうな位広いしね。

 下っていたって事は、ここは地下じゃない?


『気付いたみたいだが、ここは我の店の下の地下空間。そこを少しいじったのさ。さて、若いモンは魔法を使いたいと言っておったな。まずは原理から説明していくとするかねぇ』


 えぇ~使いたいなぁ~。


『原理がわからなければ死ぬぞ。若いモンは自殺願望持ちか?』


 怖っ。

 違う違う。

 違うに決まってるよ。

 はい、ごめんなさい、おとなしく聞きます。

 だから凄まないで。


 はぁ、と溜め息を吐いたエディ婆が話し始める。


『まず、若いモンは魔法を見たことがあるか?』

『うん』


 ついさっきね。


『では、具体的に魔法の前後の様子を言うてみぃ』

『えっと、魔法を使う人が両手を前に出して、力をグッと込めるみたいに意識を集中させてた。で、手の周辺がポワァって光って、複雑な魔法陣の形になったら、火の弾とか氷の塊が出てきたよ』

『ふむ、よく観察できているな』


 魔法ってことで感動してたからね。

 じっくりしっかり見てたよ。


 その後、エディ婆は空中にプラクエみたいな物を出して、実演してくれた。

 文字と図も使って教えてくれたから〈世界の図書館〉の機能、文書記録がしっかり発動してくれたから、忘れる事なくさくさく進めた。


 まず、魔法は、体内の魔力に属性を与えて、体外に放出。

 その魔力を魔法陣を介して、物体化もしくは具現化する、という風なものなんだ。


 魔法陣は回路みたいなもので、電流を流せば豆電球が光るように、ある魔法陣を作ればその魔法が発動するんだ。

 この世界で便利なのは、魔法陣の細かい形を覚えなくても、魔法を習得することで、ほぼ自動で魔法陣ができるようになることだね。


 普通の人は、魔法が1回だけ使えるという魔法具で習得するのだけど、どうせだから覚えてみぃ、とエディ婆が言ったので使えなかった。

 高価なんだって。

 そりゃ僕借金中だけどさ……。

 おこづかいとは言われたけどいつかは返したいな。


 まぁ、僕は魔法具がなくても大丈夫。

 〈世界の図書館〉がある。

 しっかり覚えてますとも。


 あっさり火魔法の【火砲】を習得した僕をエディ婆が呆れた顔で見てきた。

 ずるじゃないもん。

 ……たぶん。


 そろそろ頃合いかねぇ、と言ったエディ婆と一緒に今日はここまでにして店に帰った。

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