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神々の箱庭  作者: チャーリー フール
第2章 はじまり
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5話 スキルⅠ

『えぇ、この世界には魔物の上位に魔族がいるわ』

『ほんとにファンタジーだね』

『人の姿をしている事と金色の瞳が魔族の証よ』

『魔獣に共通の特徴とかはあるの?』

『あるわ。魔獣の瞳は総じて赤いわ』


 あ、赤?

 え、それってシェイルの……


『私の瞳の色と同じね』

『普通の人でも赤い眼の人とかは』

『いないわ』


 いない?

 じゃあシェイルは唯一魔獣と同じ、瞳の色、なの?


『えぇ、だから私は瞳の色を変えているの』


 じゃあ髪の色もそうなの?


『そうね。髪の色はまず前例がないわ。そして私の髪くらい本当に真っ白な色は不吉の象徴とされているわ』

『なんで?』

『神罰よ』


 神罰?

 よくわかんないけど神様が罰を下すの?


『古文書によれば神罰が下るその数瞬前、世界が白く塗りつぶされたらしいわ。神聖なイメージを持たせる白や新雪のような白じゃなくて無機質な白。だからこの白は不吉な白と見られるの』


 神罰についてスルーされた。

 突っ込んじゃいけないってことなのかな?


 そう思っていると、シェイルがコクリと頷いた。

 シェイルがそう言うんだったらもう聞かないでおこう。


『にしてもシェイルの髪は無機質な白とは違うと思うけど?』

『見方は人それぞれよ。前例がなければ皆不吉に思う。これは仕方のない事なのよ』

『シェイルの髪の色が不吉だっていった人の目は腐ってると思う』

『……』


 シェイルが言葉をなくした。

 珍しい。


『だってそうだよ。シェイルの髪はこんなに綺麗なのに不吉とかおかしいよ』


 シェイルが嬉しいような困ったような顔をする。

 が、すぐ切り替えるように頭を振る。


『ありがとうね』


 ストレートに誉めすぎたのだろうか。

 少しだけ照れたようにそう言ってきた。


 こういうシェイルって物凄く可愛いよね。

 というか今さらだけど、僕今日可愛い可愛い連発しすぎてない?

 見知らぬ世界にいきなり来て情緒不安定になってるのかな?


 まぁいいや。

 とりあえず魔族の話に戻ろう。


『この世界の魔族に対する認識はどんな風なの?』

『絶対悪のイメージね。魔王が誕生する度に世界が混乱に陥るわ』

『やっぱり典型的なんだ』

『スバル。魔族に対する認識は変えておいて』


 ん?

 てことは絶対悪と見られてるけど、必ずしも敵ではないってこと?


『ええ。魔族は元々魔法に秀た一族の事。魔王は魔法を操る技術が最も優れている存在の事を示すの』


 だから違うの。

 そう繰り返すシェイルを見て疑問に思う。


『何でその認識が世間一般に広まらないの?』

『魔王の称号に驕る人が少なからずいて、人族の領土に侵略してきたことが過去にあったからよ。それに、魔物や魔獣も魔族と一括りにされてしまうわ。魔王が誕生するまでは魔物たちは自由に他種族を襲うわ』

『それらの過去があったからそう認識されてるんだね』


 確かに魔族として一括りにされたらそうなっちゃうね。

 気を付けておこう。


 さて、そろそろプラクエの方に戻ろう。


 戦闘スキルの他にあったのが、


 演算スキル:演算を補助するスキル

 生活スキル:生活を補助するスキル

 固有スキル:固有のスキル

 ユニークスキル:世界で唯一のスキル


なんだけど……。

 おぉ?

 凄くざっくりとした説明だね。

 もうちょっと詳しく知りたいかな。


『じゃあスキルの説明をして行くわ』

『うん』

『まずは戦闘スキルから。戦闘スキルは盾、剣、矛、槍などの武器、もしくは馬術、軍師、指揮などの技術の、才能、天才、鬼才、真髄という風なスキル名のものよ』


 僕の剣道は?


『スバルの剣道のようなスキルは、真髄の上位互換、戦闘スキルの最上位に位置するスキルよ』

『立派にチートだったね』


 剣道をやっていたからスキルに入れただけなんだけどね。


『次に演算スキル。これは思考加速、並列思考、あと、HPとMPの自動回復があるわ』


 思考加速とかはわかるけど、自動回復?


『普通の人も、ステータスは見ることができるわ。でもそのためには鑑定のスキルは必要。鑑定のスキルは簡単に獲得できるわ。おそらく、HPやMPの残りを計算するために生まれたスキルなんじゃないかしら』


 あぁ~、成る程。

 つまりMPの消費をけちりたいが為に必死に計算したんだね。


『……そうとも言うかもしれないわね』

『じゃあ耐性は?』


 あれなんていかにも戦闘スキルってイメージだけど。

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