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神々の箱庭  作者: チャーリー フール
第2章 はじまり
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2話 ステータスⅠ

『失礼ね。心を読むときは確認くらいとるわよ』


 ……僕の表情ってそんなに読みやすい?


『まぁ、読みやすい方ね。あぁ、安心して。私みたいにほぼ的確に表情を読み取れる人はそういないから』

『何でシェイルはそんなに僕の考えてること言い当てることができるの?』

『貴方が、人の敵意を知ることによって敵意を察知できるようになるように、私も相当な量の感情に囲まれて育ってきたから、表情を読み取る力が必要な状況だったからよ』


 シェイルは少し疲れたように言う。

 この事には触れない方がいいのかな?


 とりあえず別の事を考えよう。


 あっ、ステータスの事とか。

 この世界のステータスにはどんなことが表示されるのかな?


『そうね、ステータスの話から始めましょうか』

『うん、わざわざ口を開かずに済むと思っておくよ』

『質問されるまで待っておいた方がいい?』

『あ、いやいいよ。話がスムーズに進むし』

『そう?』

『うん。で、どんなことが表示されるの?』

『普通の人が自分で見られる内容は、名、年、HP、MP、スキル、習得魔法ね。他にも職業や称号、適性等、ギルドや神殿でしか見れないステータスもあるわ。ただ、これは普通の場合だから、特殊なスキルを持ってる場合だとまた変わってくるわね』


 ん?特殊なスキル?


『例えばどんなスキル?』

『鑑定のスキルを持っていれば普通のステータスは見れるわ。後、魔眼の1部もそうね』


 鑑定スキルか~。

 ……僕持ってるかな?


『持ってるわよ』

『えっほんと!?』


 じゃあさ、他の人のステータスを見て無双もできるのかな?

 できるよね。やった~!


 こほん、取り乱してすみません。

 ふと顔をあげると慈愛に満ちた、という表現が正しいシェイルの顔が。

 はいごめんなさい。


『大丈夫よ。ただ、補足しておくと、鑑定はスキルであるのにも関わらずMPを消費するわ。しかも常時ね。つまり、戦闘中に鑑定し続けるなんて無謀のやることって思われてるわ』

『はい、普通の人の魔力量は?』

『HP:500、MP:300、スキル数5個。これが一般人の平均ね。でも、戦闘職に就いてる人はまた変わってくるわ』


 ほとんどゲームと同じ感覚だね。


『鑑定はMPどのくらい消費するの?』

『スキル発動に50、その後1秒に5消費といったとこかしら。スキルの熟練度によってまた変わってくるけれどね』


 例えば10分間戦闘した際に鑑定し続けたら、50+600秒×5で3050!?


 えげつない消費量。

 そりゃ誰も使おうとしないよね。

 一般人のMPの10倍以上消費するんだもの。


 あ、後


『魔眼てさ、瞳にすごい力があって、ていう風な……えっと何て言えばいいのかな?』

『そうね、鑑定スキルの上位互換のスキルのようなものね』


 つまり、この魔眼をまえに隠し事など不可能!ってな感じの事もできるんだね。

 うん、ごめん。なんか厨二になった。


『厨二になるかどうかは別としてそう考えていいわ』


 ……その表情を読む精度どうなってるの?

 まぁどんなのかわかったよ。

 すごくかっこいい、かどうかわからないけど面白そうだね。


 さて、魔眼に興奮するのはここまでにしておいて、気になることを聞いておこう。


『シェイルは鑑定のスキルか魔眼を持っているの?』


 と言うか持っているよね。

 そのオッドアイって片方魔眼だったりしない?

 僕が鑑定のスキルを持っているってわかったって事は、シェイルは僕を鑑定できるんだよね。


『正解。私は魔眼を持っているわ。あなたの推測通り。私はオッドアイだったでしょう?』

『うん、すごい綺麗だった』

『そ、そう。ありがとう』


 ストレートに感想をいう。

 僕の感想に、シェイルは少し照れたように笑った。


 ……なんだろうね、この可愛い子は。

 シェイルは綺麗だよ。でもって可愛いってすごいな。


『えっと、話戻すわね』

『あ、うん、ごめんね。脱線させた』


 そうだった、まずはシェイルの鑑定の力についてだった。


『私はいくつかの眼を持っているの。その1つが魔眼。私の元の瞳の色はこの青なんだけど、もう片方の瞳の色は魔眼の力が強すぎて、赤に変色してしまったの。で、この魔眼の力の1つに鑑定の能力があるの』

『すごっ』


 なんか強そう。

 欲しいっ。


『これも以外とデメリット多いのよ。オッドアイになるし、常時消費するのよ……』


 魔眼も等しくMP消費するのか。

 そうか、やっぱ要らないかも……。

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