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神々の箱庭  作者: チャーリー フール
第2章 はじまり
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1話 転移

 新章となります。引き続き、お楽しみください。


 スバル視点となっております。

 僕、アキヤ・スバルは、転移者、ということらしい。

 らしい、というのは、まだ実感がわかないのだ。


 当主さん──ヴィクターさん──に、滞在の許可をもらった僕は、その後すぐに客室に案内された。


 その客室、なんと居間2つ、寝室1つ、使用人を通す部屋1つ、荷物部屋1つ。計5部屋。

 つまり、物凄く広い。しかも、貴族の家だから当然かもしれないが、とても豪華。


 きらびやかって訳ではないのだけど、見た感じがさ、高級そうって思うものばかり目につくんだから。

 ほら、壺とか、絵とか、カーテンとか。あ、この絨毯も。


 何が言いたいかっていうと、僕には全部分不相応だっていうこと。


 通されてすぐに、部屋を変えさせてって頼んだんだんだけどね、これでも一番小さい客室だって、笑顔のシェイルに却下されたんだよね。

 ……あの笑顔、すごく綺麗なのに怖かったんだよね……。


 寝室に近い方の居間でくつろいでいると、着替えたシェイルがやって来た。


 本人は着替えなくてもいいんじゃないかって言ってたけど、メイド長さんにダメですって言われてた。


 あっ、メイド長さんの名前忘れた。

 もうメイド長さんでいいか。


 昔から人の名前覚えるの苦手だったからなぁ。

 何度か会話した人の名前とかなら覚えられるのに……。


 ステラ邸の人たちの強さは、当主さん<シェイル<メイド長さん<奥さん──アリスさん──てな感じなのかな。


 で、着替えてきたシェイルなんだけど、一言で言うと天使。

 うん、天使以外に言いようがないと思うな。

 もうすごく可愛い。


 ……ロリコンとかじゃないからね。

 ほら、前世の年齢足したらシェイルの方が年上だからさ。


 シェイルの何が天使って言わしめているかっていうと、まず服かな。

 パステルカラーの、水色のドレスで、白いフリルがバランスよくついてる。


 後、容姿。

 天使のイメージの象徴とも言える、金髪に青い瞳。

 シェイルの髪と瞳の色が変わってる……んだよね?


 白い髪は、透明感のある金髪に。

 赤と青のオッドアイは、青色の双眸に。


 ……変わってるんだよね。

 最初、シェイルだってわかったけど。

 あれれ?シェイルだよね?


 何故?というかどうやって?


 じーと見ながら考えているとシェイルがクスリと笑った。


『この髪と瞳は魔法薬で変えているの』

『え、顔に出てた?』


 それとも心読んだ?あと魔法薬って?

 思わず顔に手をあてながらそんなことを考えてしまう。


『どうやって?と顔に出てたわ』

『うわ~、そうか。そうなのか~』


 思ったより自分の顔は思考を簡単に現してしまうらしい。


『ちなみに魔法薬というのは、魔法で精製した薬の事よ』

『……ねぇ、ホントに心読んでない?』

『読まなくてもわかるわ』

『……読めるんだね』

『否定はしないわ』


 怖っ。

 ホントに心読めたりするんだ。


 そんな僕をおいて、シェイルはポスンと向かいの椅子に座る。


『じゃあ、髪と瞳の色を変えた理由も含めて、この世界について少し説明していくわね』

『うん、よろしく』

『先ず、この世界について。大きく括っていけば世界は4つあるわ。この世界、ミーチェ・ガーデン。地球のある世界、ティリエ。神の住む世界、デュイ。精霊の住む世界、セーン・エスプ』


 まぁ、普通の人はこういうことは知らないわ。と言うシェイル。

 ん~とね、つまり僕は……


『スバルは、ティリエからミーチェ・ガーデンに転移してきた、という事になるわね』


 っていう事になるんだね。


『今回は転移の事は簡単にするわね。先ず、転移という現象には2種類あるわ。1つが、世界と世界が偶然繋がったときに引きずり込まれる場合。そしてもう1つが、神によって世界を渡らされる場合』


 僕の場合はどうなるんだろう。

 神様には会ってないからな……。


 あのサイトはよくあるもので、偶然繋がったとか。

 う~ん、わかんないや。


 あれ?シェイルがこっち見てる。

 どうかしたの?


『ステータスが一部変だから、神による転移でしょうね』

『そうなの?』

『神によるものは、1種の契約だから、その際に大きな力を得ることになるのよ』


 あれれ?それじゃ僕は神様に会ったのかな?


『神に関する記憶がないのは、神に会ったという情報を秘匿するための記憶操作でしょうね。実際私も忘れていることがあるような気がするのよね』

『本当に心読んでないよね?』


 すごい精度だよ?

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