真実発表会
「姉ちゃん!怖いよお!!」
ついさっきの勇敢な姿とは裏腹に泣き虫京は私に抱きついた。服に京の涙がつく。
「なんかあったの?京変だよ。」
京
姉ちゃんの事だから俺だから嬉しくないだろうな。
「なんかあったの?京変だよ。」
言えるわけない。いうわけない。姉ちゃんには知らないで欲しいんだ。笑顔が一番なんだ。もう俺は笑えないから。せめて姉ちゃんだけは真実をしらないで・・・。
「まさか、陸先輩達になんかあったの?」
やっぱり姉ちゃんの感は凄い。ズバリそうです。隠せないかなあ。
「姉ちゃん。姉ちゃんは真実を受け止められる?悲しくて、怖くて苦しい真実を。」
「真実から逃げて思い込むぐらいなら知るわよ。流石に小学生がやる現実逃避はしないわ。京は小6だけど。」
・・・凄いよね。流石中ニだわ。
「・・・家の中に入ってすぐ変な場所に飛ばされて麻美さんが酷い怪我を負ってた。多分治らない。他の人は気絶してた。・・・もうやだよ!」
「・・・・・・・・麻っちゃん!!何で!!何で!何で、なんで」
ゆみ
うう。嗚呼!何でなの!
あれ?あの本のページ変わってる。
「京こっち!」
「姉ちゃん何」
「本になんか書いてあるよ。」
「1999年4月17日 Mr.マッド
ついに研究が終わり研究結果として生命を作る。生命の仕組みいわゆる作り方はここに記しておく。
生命の元は祈りの塊、祈り玉。祈り玉は自由に肉体を作り肉体と完璧に合成されたとき始めて人間の魂となる。
そしてついに研究結果成果人間第1名目、高森 千早の完成。だが失敗したようだ。永延の生命の子供だ。これは研究しなおさなければ。私はロリコンだ!そしてもともとは千早をメイドとして働かせるつもりだったがしょうがない、捨てにいく。
祖母はこんだけしか研究していなかった。使えない。父Mr.ファーマッドもだがな。」
「・・・ナニコレ!」
「高森 千早って千早ちゃんの事?死ねない体?子供?何!」
「マッドって狂った科学者って意味だぜ。祖母や父が同じだからもともとそうなるようにさせられてたのか?」