勝つべき相手
今回は暗黒化いわゆる絶望編です。
私の視界は真っ暗となった。目を閉じている訳じゃない。
京、京、京、
ごめんなさい。京
私のせいだ。チハヤちゃんはもうチハヤちゃんじゃないんだ。人殺しなんだ。っえなんで。別にチハヤちゃんが悪いわけじゃないんだよ。私なんかイラナイ。
ーなにいってんのー
静かな声と共に姿を表した。ロングな髪のあくまが・・・悪魔じゃないんだ。あくまなんだ。
ー戦いなさいよ。勝ちなさいよ。ー
だれに?
ー私は貴方であり私であるー
ーだれのせいでもないのー
ーみんなを呼んだ私でも。それを殺した千早のせいでも。マッドでも。その親のせいでも。ー
ーいい事教えてあげる。マッドが失敗した理由は守田リコにアジェンネ・スカイナ、・・・を使う者。世の第三責任及び管理者が許さなかったから。なぜその三人かはまだ言えない。ー
ー勝つべき相手は自分。戦うべき相手は自分。自分に勝ちなさい。苦しみは消えるからー
私の罪の意識はあっさりなくなった。あくまの魔法だろうか。目の前には笑っていた京。夢なのかな。
ーこれで満足した?京ー
ーああ。ありがとな・・・ゆみ。いやアジェンネ・スカイナと言った方がいいか?ー




